エリック・ニールセン&ミュンヘン放送管弦楽団 『エロール:歌劇《ザンパ、あるいは大理石の花嫁》』 2CD+BOOK 2026年9月17日発売
掲載: 2026年08月04日 17:30

序曲で有名な《ザンパ》、19世紀屈指の人気作が蘇る! 悪名高き海賊の愛と宿命を描く悲喜劇
2CD+BOOK
■作品詳細
1831年の初演で大成功を収め、19世紀に絶大な人気を誇ったエロールの傑作《ザンパ》が、初の全曲録音として蘇ります。
この歌劇は、モーツァルトの《ドン・ジョヴァンニ》を彷彿とさせる神をも恐れぬ不敵な海賊ザンパの、愛と宿命を描く悲喜劇の魅力に満ちたオペラ・コミークで、シチリアの情緒が漂う豊かな色彩、エトナ火山の噴火に代表されるグランド・オペラ譲りの華やかなスペクタクルが聴衆を魅了しました。
ロマン派オペラとしては珍しく、バスやバリトンといった伝統的な低音の役をほぼ排除し、4人のテノールを筆頭とする高声歌手を中心に構成される点も大きな特徴です。かつてはオペラ・コミーク座だけでも500回以上上演された人気作でしたが、難役をこなすテノール4人の確保が難しいこと、そのため上演地によっては声域が変更されて原典の魅力が失われてしまったり、他言語圏ではセリフの入るオペラ・コミークを上演するハードルが高かったり、またオペラ・コミーク自体の人気が下火になったりと、様々な要因が重なってその後忘れられてしまいました。
しかしながら冒頭から勢いのある主題で聴衆を引き付ける序曲は、歌劇本編の美しいメロディを巧みに引用し、ロッシーニ風のクレッシェンドで華やかに盛り上がるなど、エロールの最高傑作として単独で生き残り現在まで広く親しまれています。
本盤では要求水準の高い役を歌いこなす優秀なフランス語圏のソリスト陣を起用。エリック・ニールセン率いるミュンヘン放送管弦楽団とバイエルン放送合唱団によるサポートで、エロールが意図したオリジナルの輝きが見事に再現されました。フランス音楽の復興に尽力するパラツェット・ブリュ・ザーネが贈る、歴史的なアルバムをぜひご堪能ください。
【あらすじ】
17世紀初頭のシチリア。富豪の娘カミーユはアルフォンスとの結婚を目前にしていたが、かつて多くの女性を破滅させた極悪非道な海賊ザンパが突如現れてカミーユの父親を人質に取り、解放の条件として彼女との結婚と全財産を要求する。ザンパはかつて自分が騙したことで命を落としたアリスの彫像を嘲笑い、ふざけてその指に婚約指輪をはめるが、大理石の指が閉じ指輪を掴んで離さなくなってしまう。そしてカミーユは脅迫に抗えず結婚を承諾、その婚礼の夜、アルフォンスが彼女を取り戻そうと現れてザンパと対峙するも捕らえられてしまった。絶体絶命の危機の中、アリスの彫像が再び出現してザンパの腕を掴み、彼を業火の中に引きずり込む。村に平和が戻る。
(ナクソス・ジャパン)
■収録曲
フェルディナン・エロール(1791-1833):歌劇《ザンパ、あるいは大理石の花嫁》
3幕のオペラ・コミーク(1831年パリにて初演)
台本...メルヴィーユ(1787-1865)
世界初録音
【演奏】
ザンパ(海賊)...ジュリアン・アンリク(テノール)
カミーユ...エレーヌ・カルパンティエ(ソプラノ)
アルフォンス...シリル・デュボワ(テノール)
リッタ...エロイーズ・マス(メゾ・ソプラノ)
ダニエル...フランソワ・ルジエ(テノール)
ダンドロ...ピエール・デレ(テノール)
海賊...ルーカス・マイヤー(バリトン)
ミュンヘン放送管弦楽団
バイエルン放送合唱団
エリック・ニールセン(指揮)
【録音】
2025年11月28日、30日
ミュンヘン、プリンツレーゲンテン劇場
収録時間: CD1(第1幕)...59分、CD2(第2、3幕)...79分
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