(3) 協奏曲
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ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番、他
ハスキル(P)、マルケヴィチ(指揮) ラムルー管弦楽団
クララ・ハスキルが亡くなる約1年前からマルケヴィチと共に旧PHILIPSレーベルに残した3枚分の協奏曲録音等を、2枚のSA-CDハイブリッド盤に収録順に集成!今回、本国にある素晴らしい状態のオリジナル・アナログマスターテープから新規にDSD化したことにより、ハスキルの芯のある打鍵から微細な表現がお聴きいただけます。ベートーヴェンの第2楽章でもその深い表現力による美しいピアノに聴き惚れてしまいます。
ベートーヴェン: ピアノ協奏曲全集、序曲集
バックハウス(P)、シュミット=イッセルシュテット(指揮) ウィーン・フィル
バックハウスが74歳から75歳にかけて録音した名盤を世界初SA-CD化!今回の復刻では、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープからダイレクトでDSD化を行い、オケの各楽器の質感やピアノの細かなタッチや音色が蘇っています。特にピアノのスケール感や中音域以下の音の伸びが見事で、バックハウスの技巧の裏の隠されたコントロールの巧みさもより聴き取ることができます。
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集
ギレリス(P)、セル(指揮)クリーヴランド管弦楽団
高い評価を得てきたギレリス&セルの至高の名演!1968年にギレリスが晩年のセル&クリーヴランド管と旧EMIレーベルに録音した、ベートーヴェンのピアノ協奏曲全5曲を収録。今回の復刻ではよりクリアになった音場と合わせて実在感あるピアノと、視界が開けたことによりバックの優秀さが際立ち、より音楽全体が見通せる音になりました。それによりいかにセル&クリーヴランド管が優秀であったか、この名盤を再発見することになるでしょう。
ベートーヴェン: ピアノ協奏曲全集, 他
アラウ(P)、C.デイヴィス指揮 シュターツカペレ・ドレスデン
生誕110年記念盤。アラウ81歳から84歳にかけての3回目となるベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集。落ち着いたテンポと確実なタッチ、年輪を重ねた末に生まれた前人未踏の境地を開いた名演奏として、発売以来親しまれてきた名盤の復活です。1989年レコード・アカデミー賞受賞。
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全曲、ピアノ・ソナタ第23番《熱情》
シフ(P)、ハイティンク指揮 ドレスデン・シュターツカペレ
録音当時40代初めのシフが1996年に満を持して録音したベートーヴェン。伝統的な演奏であるにもかかわらず、時代の様式も反映された見事な出来。その絶妙なバランス感溢れる演奏は、今後長きにわたって聴き継がれてゆく名盤です。オケの響きも要求を十分満たし、まさに秀逸。何度も録音しているハイティンクの手によるサポートも見事です。国内盤のセットとしては1997年以来久々の復活。発売当時封入されていたシフ、ハイティンクのインタビュー記事も忠実に再現しました。
ベートーヴェン: ピアノ協奏曲集、 ピアノ・ソナタ第4番
ミケランジェリ(P)、ジュリーニ(指揮) ウィーン交響楽団
ウィーンで実現した3曲の協奏曲はライヴ録音され、臨場感や聴衆の雰囲気が、当時のDGによる優秀なアナログ録音末期の収録により見事に捉えられています。とりわけ今回のSA-CD化ではライヴ感のリアルさに驚くでしょう。会場の隅々までに立ち上るピアノのタッチ後の美しい余韻と、ムジークフェラインザールの豊かな残響、そして息をのむ聴衆の雰囲気が混然一体となって聴こえてきます。
ベートーヴェン: ヴァイオリン協奏曲、三重協奏曲、他
シュナイダーハン(Vn)、ヨッフム(指揮) ベルリン・フィル 、他
シュナイダーハンは、戦中、戦後の混乱期にウィーン・フィルのコンサートマスターを務め、1949年からはソリストに転身して国際的に活躍したウィーンを代表する名ヴァイオリニストです。このステレオ初期のベルリンでの録音集には彼のレパートリーの中核をなす作品群を収録。録音も優秀で、特にヨッフムとのベートーヴェンはこの時期のDGでは別格の素晴らしさです。
ベートーヴェン:三重協奏曲、他
オイストラフ(Vn)、オボーリン(P)、クヌシェヴィッキー(Vn)、サージェント(指揮) フィルハーモニア管弦楽団
オイストラフは旧EMIレーベルにも録音史上有数の名盤を残しました。ブラームスのヴァイオリン協奏曲はセルとの1969年盤が、日本では特に名盤として知られています。しかし、この1960年のクレンペラーとの共演盤は、闊達なオイストラフのヴァイオリンと、伸び伸びとした開放的な演奏、録音の素晴らしさという点においても、セル盤をある意味上回っている演奏であることにも気付かされます。
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲、ロマンス第1番&第2番
シェリング(Vn)、イッセルシュテット(指揮) ロンドン交響楽団、他
正確無比なテクニック、清潔な音色、知情が理想的にバランスした演奏スタイルが魅力のヴァイオリニスト、ヘンリク・シェリング。この1965年盤(46歳)は音色が驚くほど引き締まり、フレージングはよく歌いながらも節度があり、イッセルシュテットの指揮ともども構成的でいて力のこもった演奏を成し遂げています。余白にはロマンス第1番と第2番を収録し、第2番は1965年盤と1970年盤の2種類を収録。
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