(4) 室内楽曲
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ベートーヴェン: 弦楽四重奏曲全集
メロス弦楽四重奏団
彼等にとって2度目のベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集は、彼らの名声が頂点に達した1983年から1986年にかけて録音。彼らの演奏にはもってまわった表現や、やり過ぎは一切見られません。4つの楽器があたかも一つの楽器のように鳴り響く調和のとれた美しさ、艶やかでいて落ち着きのある音色により、まったく自然な音楽を生み出し、ベートーヴェンだけを感じさせる名演奏に結実しています。
ベートーヴェン:後期弦楽四重奏曲集
ラサール弦楽四重奏団
1977年のベートーヴェン没後150年、レコード発明100年の記念年にDGが制作した名盤が、最新のSACDで蘇ります。メンバー全員がアマティの名器をもち、高い演奏技術とアンサンブル、最新の研究を反映したオリジナル版スコアの使用、様々な点でモダン楽器による究極のベートーヴェン演奏を成し遂げたのがこのセットです。ラサールSQが誇る至高の歴史的名盤を、本国アナログ・マスターテープより新規マスタリング!
ベートーヴェン: 弦楽四重奏曲第16番, 第14番 (弦楽合奏版)
バーンスタイン指揮 ウィーン・フィル
1977年録音の14番では、ウィーン・フィルの大合奏を相手に、繊細でありながらも弦楽四重奏では聴けない響きの厚みを生かした濃密な表現を披露。そして、1989年というバーンスタインとしても死の前年である16番は稀有な名演!この演奏はカラヤン追悼コンサートとしてバーンスタインが指揮したもので、慈しみ溢れる表現が心に沁みわたります。
ベートーヴェン:弦楽三重奏曲全集
ムター(Vn)、ジュランナ(Va)、ロストロポーヴィチ(Vc)
これぞ一期一会!1988年1月にパリで顔を合わせた、壮大華麗な弦楽三重奏演奏です。この録音の三人は「音楽は国境を越えた共通言語」とばかりに各自のスタイルを超えた演奏で、譜面に忠実でいてスケールの大きな合奏を成し遂げています。今や個性派となったムターも楽曲にひたすら献身する姿勢で鮮烈に、迸るように旋律を歌います。音楽的にも、技術的にも、永遠の規範となるような弦楽三重奏の名盤!
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全曲
シェリング(Vn)、ヘブラー(P)
シェリング、ヘブラー両者にとっての代表的録音。主従の関係ではなく両者による大人の対話とも聴き取れる優雅で落ち着いたベートーヴェンです。シェリングは一部の曲はルービンシュタインとの旧盤もありますが、より緻密で説得力ある演奏をヘブラーと披露。この全曲は数ある盤の中でもひときわ輝きを放っている演奏と評価されています。今回の発売のために音質を向上させての復刻を実現。1980年(第18回)レコード・アカデミー賞 録音部門受賞作品。
ボベスコ名演集~ベートーヴェン, モーツァルト, 小品集, 他
ローラ・ボベスコ(Vn)、 ジャック・ジャンティ(P)
フランスで音楽教育を受け、ベルギーで演奏活動と教育活動を行っていたボベスコは、フランコ=ベルギー派の演奏伝統を受け継いだヴァイオリニストであり、長い演奏伝統に裏打ちされた気品と魅惑が彼女の演奏と舞台姿に備わっていました。溌剌としてエレガントなモーツァルト、ベートーヴェンでの熱気に溢れた表情豊かな演奏、ルクーでの波打つような情感と洗練された気品の両立…ボベスコの魅力が詰まったアルバムです。
ベートーヴェン: チェロ・ソナタ全曲, 他
フルニエ(Vc)、ケンプ(P)
1965年2月のパリ、サル・プレイエルでのライヴ録音。フルニエのチェロの柔らかく、張りがあり、コクのある極上の音色、流麗そのもののフレージング、そして豊かな歌心は、瑞々しい青春賛歌を歌い上げ、力強いエネルギーで音のドラマを追求しています。また、ケンプのピアノは、実に多彩なニュアンスで音を紡ぎ、各場面の情景の変化を音色で見事に映してゆきます。「デュオ」の醍醐味を感じさせる名演です。
パブロ・カザルスの芸術
パブロ・カザルス(Vc)、他
チェロ界の偉人カザルスが旧フィリップス・レーベルに残した貴重なステレオ録音全てを収録。CD1とCD2は1958年9月、ベートーヴェン・ハウスの改築を記念して、ここの特設スタジオで行われた歴史的な演奏会を収録。CD3後半とCD4は1961年7月のカザルスを中心とした音楽祭、プラード音楽祭でのライヴ録音。音質がぐっと良くなり、カザルスのチェロが実に豊かに、滑らかに鳴り響いています。
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