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入荷中!ターリヒ&チェコ・フィル~1939年6月、ドイツ占領下の感動的ライヴ

掲載: 2011年10月06日 18:30

更新: 2011年10月06日 18:30

ターリヒ

スプラフォン初登場!2011年新リマスタリング
ターリヒ&チェコ・フィルによる、1939年6月、第2次大戦前夜、ドイツ占領下の感動的ライヴがCD化!スメタナの「わが祖国」演奏終了後、聴衆からわき上がる“チェコ国歌”。

2011年、没後50年のターリヒ指揮チェコ・フィル、4つ目にして初のライヴ録音による「我が祖国」。しかも、当時最新のフィリップス社製光学式録音機による生々しい歴史的ドキュメント。「この曲のあらゆる録音のうち、最も力強い演奏」Rob Cowan/英Gramophon 誌

ターリヒ&チェコ・フィルの「わが祖国」といえば、英HMVによる1929年の第1回を始めとする3つの商業録音が知られています。しかしながら、今回ご紹介する録音は、これらとは異なる歴史的ドキュメントとしての際立った性格に注目が集まること必至です。今回の音源はチェコ・フィル自主制作盤として数年前に初めてCD化されていましたが、既に入手困難となっていたこの貴重すぎる記録を、ターリヒ没後50年に際しスプラフォンが新規リマスターにより広く世に問います。
このコンサートが開催された39年6月は、前年のナチス・ドイツの強圧外交によるズデーテン地方割譲から、建国わずか20余年でのチェコスロヴァキア共和国崩壊、ドイツのチェコ保護領化直後という極めて流動的な情勢下、「チェコ軍需産業の戦争利用」という占領目的に沿って、護民官に外交官出身のフォン・ノイラートが就くなど、表面的には宥和的占領政策が採られていたという微妙な時期。「プラハの春音楽祭」の源流となった、同年開催「プラハ 音楽の5月」での好評を受け、これまたチェコ国民統合の象徴的建造物であるプラハ国民劇場において再演されたコンサートが、当時ヨーロッパ最高の技術水準にあったノルウェー放送協会によって収録され、チェコ国内はもとよりヨーロッパ各地に中継放送されました。
ターリヒとチェコ・フィルによる渾身の演奏への熱狂的な拍手喝采に続いて、聴衆から澎湃として沸き上がるチェコ国歌の唱和。このようなドキュメントとしての性格を伝えるべく、当日の放送用アナウンスやレコードによる国歌奏楽もそのままにCD化。また、この4日後に続いて開かれたコンサートを同様にノルウェー放送協会が録音した「スラヴ舞曲集」第2集も併せて収録。ターリヒのスラヴ舞曲といえば、現在では失われた「地酒の味わい」を伝える名演奏。
第二次大戦のカタストフィーへと風雲急を告げるヨーロッパ近代史第一級のドキュメントとして、「メンゲルベルグのマタイ」、シューリヒト/コンセルトヘボウ管の「大地の歌」、ワルター/ウィーン・フィルのマーラー9番、フルトヴェングラー「ヒトラー誕生日前夜祭の第九」といった録音に並ぶものといえるでしょう。
チェコ・フィルによる「わが祖国」としても、1990、91年のクーベリック復帰演奏会、アンチェルによる1968 年「プラハの春」渦中のものと並ぶ象徴的な記録となります。

 

“ターリヒ『わが祖国』わき上がるチェコ国歌/1939年ドイツ占領下の感動ライヴ”
【曲目】
CD1
スメタナ:連作交響詩「わが祖国」(全曲)
・1939年6月5日オリジナル・ラジオ前説アナウンス
・ヴィシェフラド/モルダウ/シャールカ/ボヘミアの森と草原より
CD2
・ターボル/ブラニーク
・チェコ国歌(聴衆斉唱)
・オリジナル放送終了アナウンス
ドヴォルザーク:「スラヴ舞曲」第2集 Op.72, B.147
・1939年6月13日オリジナル・ラジオ前説アナウンス
・「スラヴ舞曲」第2集(全曲演奏)
・チェコ国歌(レコード録音)
・オリジナル放送終了アナウンス

【演奏】
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団[スメタナ]
ラジオジャーナル管弦楽団[ドヴォルザーク]
ヴァーツラフ・ターリヒ(指揮)
【録音】
すべてプラハ,国民劇場(モノラル・ライヴ)
収録:オスロ・ノルウェー放送協会(NRK)、Arkiv 783
[2011年プラハにおけるデジタル・リマスタリング]

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