ELOのリーダーにしてロック・シーン随一のポップメイカー、ジェフ・リン新作

ジェフ・リンは類い稀なポップセンスの持ち主で、これまでに数々のヒット曲を生み出してきた。曲作りの才能は勿論のこと、ボーカルの他にもギター、ベース、チェロ、オーボエ、クラリネットなど様々な楽器を使いこなすマルチプレイヤーで、デイヴ・エドモンズ、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スター、トム・ペティ、ロイ・オービソン、デル・シャノンら数多くのアーティストを手掛けたことでも有名。95年代中期のビートルズ・アンソロジー・プロジェクトでは、ジョージの紹介で新曲「フリー・アズ・ア・バード」「リアル・ラヴ」のプロデュースを担当し話題に。また、ジョージ・ハリスンが結成した覆面バンド「トラヴェリング・ウィルベリーズ」のメンバーとしても知られている。

ジョージ・ハリスン、トム・ペティらが参加した1990年発表のファースト・ソロ・アルバム『アームチェア・シアター』以来、22年振りとなるスタジオ・ソロ・アルバム。「チャック・ベリー」「シャルル・アズナヴール」「ロイ・オービソン」「チャールズ・チャップリン」など偉大なるミュージシャンの名曲に、ジェフなりの解釈を施し再構築したカヴァー・アルバム。贅肉をそぎ落としたシンプルなアレンジで、しっとりと心に沁み渡る彼らしい柔らかな歌声が堪能できる一枚。

この発売に合わせ、エレクトリック・ライト・オーケストラのリ・レコーディング・ベストも発売。“エレクトリック・ライト・オーケストラ”“第三世界の曙”“エルドラド”“フェイス・ザ・ミュージック”“オーロラの救世主”“アウト・オブ・ザ・ブルー”“ディスカバリー”“タイム”という、70～80年代にリリースした作品から厳選した楽曲を、現在のラインナップで再レコーディングした、バンド初のリ・レコーディング・ベスト。書き下ろしの新曲「ポイント・オヴ・ノー・リターン」を収録。

日本盤はSHM-CD仕様、さらにボーナス・トラックを1曲追加収録してのリリース。