世界で一番ソウルフルなMC、ゴーストフェイス・キラーの強力作

96年に『Ironman』でソロ・デビュー。Wu-Tang Clanの中で最も安定したリリースを続け、どのアルバムでも主役のソウル趣味が反映されたズル剥けのブラック・ミュージックを聴かせ、ここ日本でも多くのファンを持つMC、Ghostface Killah。彼の3年振りとなるアルバムが、盟友RZAの新興レーベル＜Soul Temple＞より登場！

エグゼクティヴ・プロデューサーをRZAが務め、トータル・プロデュースを担うのは、先ごろリリースされたフィリー・ソウルの伝説、Delfonics（William Hart）のカムバック作『Adrian Younge Presents : The Delfonics』を制作し、その仕事を絶賛された、今最も期待されるプロデューサー、Adrian Younge。 25年早く生まれていたら、それぞれがBarry WhiteやIsaac Hayes、Greenと並ぶソウル・レジェンドになっていたに違いない、ソウルフルなブラックマン2人が初の共演！

結果として出来上がった本作は、 90年代ヒップホップの金字塔の1枚でもあるファースト『Ironman』を彷彿させる、濃密でドラマチックなオールド・ソウル・ヒップホップに。
Adrianによるバッキング・トラックは、まるで70年代のブラックスプロイテーション・ムーヴィーのサウンド・トラックのような、どす黒くドロドロとした、ブラック・ミュージック・フリークには抗いがたいグルーヴを紡ぎ、クライム/ホラー・ムーヴィーをコンセプトにしたというGFKの生々しく響くリリックも素晴らしい。Deluxe盤のDISC 2には、全曲のインストゥルメンタル音源を収録。