パーヴォ・ヤルヴィ~2013年リリース第1、2弾
掲載: 2013年06月18日 13:59
更新: 2013年06月18日 15:35

2013年11月。パーヴォは日本を虜にする!
今年11月、2度、来日予定のP.ヤルヴィによる最新盤、2タイトルのご紹介。
フランクフルト放送響とのブルックナー全集第4弾として、交響曲第4番「ロマンティック」、そして、ドイツ・カンマーフィルとのベートーヴェン:序曲集(6曲)が発売!
<パーヴォ・ヤルヴィ~2013年リリース第1弾>
ブルックナー:交響曲全集 VOL.4
【曲目】
アントン・ブルックナー(1824-1896)
交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」(WAB104)[1878/80年稿(ノーヴァク版)]
【演奏】
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)、フランクフルト放送交響楽団
【録音】
2009年9月3日&4日、フランクフルト、アルテ・オーパーでのライヴ・レコーディング
【仕様】
DSD Recording SA-CD Multi: 5.1 channel/ SA-CD Stereo /CD Audio: DDD STEREO
[レコーディング・プロデューサー]ウド・ヴュステンドルファー
[サウンド・エンジニア&ステレオ・ミキシング]リュディガー・オルト
[マルチ・ミキシング]ウド・ヴュステンドルファー、リュディガー・オルト
この交響曲はベルリオーズ、シューベルト、シューマン、メンデルスゾーン、リストの精神を直接受け継いだものだ。―――パーヴォ・ヤルヴィ
充実のチクルス第4弾はブルックナーの名声を決定付けた中期の大作・第4番「ロマンティック」。聴き尽くされた交響曲が圧倒的な鮮度で蘇るさまは、まさにパーヴォならでは。
誰も止められない!・・・八面六臂の活動を続けるパーヴォ・ヤルヴィ
パリ管弦楽団、ドイツ・カンマーフィル、フランクフルト放送響、エストニア国立管のポストを兼任するパーヴォ・ヤルヴィ。現在最も音楽界から熱い注目を浴びる若きマエストロとして、その活動はまさに昇り竜を思わせる勢いです。2013年4月には、13年ぶりにベルリン・フィルの指揮台に登場、お得意のベートーヴェンとシベリウスで聴衆とオーケストラ双方から圧倒的な称賛を得ています。
2013年は2度来日!
2013年11月、パーヴォ・ヤルヴィはパリ管弦楽団との日本公演に加え、ドイツ・カンマーフィルとのベートーヴェンのオペラ「フィデリオ」上演のため、2度日本を訪れます。ドイツ・カンマーフィルとは「フィデリオ」のほか、お得意のベートーヴェン・プログラムで日本各地を回ります。ウィーン・フィル、ベルリン・フィルの来日が重なり未曾有の来日アーティストラッシュとなる11月の中でも、熱い注目を集めている公演と前評判の高いパーヴォ・ヤルヴィの来日ですが、それに合わせて、パーヴォ・ヤルヴィの最新録音を連続発売します。
フランクフルト放送響とのブルックナー・チクルス第4弾は、ブルックナーの交響曲の中でも早くから高いポピュラリティを獲得していた第4番「ロマンティック」。経験を積んだ老齢の指揮者のみが名演を成し遂げるというイメージがあるブルックナーの交響曲ですが、そのイメージを覆さんばかりの勢いと鮮度を持つパーヴォ・ヤルヴィの演奏は、これまでの3作でも実証済み。全曲を通じて約63分という快速演奏ながら、密度の濃い演奏が繰り広げられ、随所の改訂版の引用(第1楽章の展開部冒頭、第4楽章提示部のシンバル)もアクセントを添えています。絶好調のフランクフルト放送響の金管セクションが咆哮する重量感のある響きのみならず、弦のトレモロによる密やかな繊細さを存分に堪能できるダイナミック・レンジの広いサウンドは、“SA-CDハイブリッド”によって最高度に再現されています。
<パーヴォ・ヤルヴィ、ブルックナーの交響曲第4番を語る>
ブルックナーが残した交響曲の中でも、第4番は特別な存在に思える。性格的には軽やかで明るく、田園情緒も備わっており、何といっても彼が初めて長調(変ホ長調)で書いたシンフォニーなのだ!
ブルックナーの交響曲は、いわゆる標題音楽に対する絶対音楽的なものの代表例として扱われることが多い。しかしこの作品を「ロマンティック」と銘打ったのは作曲者自身であり、叙述的な説明も各楽章に付されている。それゆえ我々も自分なりに標題的な内容を思い描くことが許されよう。
「ロマンティック」という副題は重要視されるべきだが、ただ字義どおりにとらえることも避けねばなるまい。私にとって「ロマンティック」とは、この交響曲がベルリオーズやシューベルトやシューマンやメンデルスゾーン、そしてリストの精神を直接的に受け継いでいる事実を示す概念なのだ。
概してブルックナーの交響曲には「宗教的」、「霊的」、「超越的」といった形容がつきまとう。しかし第4番の場合、最も愛すべき要素として私が認めるのは、寛いだ感覚や陽気な気分、そして「人間的」な温もりである。冒頭のホルン・ソロを思い浮かべてみてほしい!
演奏にあたっては、いわゆる「因習的」なアプローチから距離を置くように意識した。よくありがちな、重厚で物々しい、ことさらに宗教的を装ったような解釈を避けて通るのである。そしてこの録音でも実演の場でも、複数の版から細部を取捨選択する形で組み合わせている。私なりに「第4交響曲」の最良の形を追求する試みとして。[訳:木幡一誠氏]
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<パーヴォ・ヤルヴィ~2013年リリース第2弾>
ベートーヴェン:序曲集
パーヴォ・ヤルヴィ&ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン
極小のフォルムに凝縮された圧倒的なドラマ。
「世界最高峰のベートーヴェン」と絶賛された、パーヴォとドイツ・カンマーフィルによるベートーヴェン・プロジェクトの総決算ともいうべき6曲の序曲。
ベートーヴェンの作品は、パーヴォ・ヤルヴィとドイツ・カンマーフィルの中核をなすレパートリーで、2004年~2008年にかけて録音された交響曲全曲、仲道郁代とのピアノ協奏曲全曲は、いずれも高い評価を得てきました。このコンビによる最初の来日公演の際に横浜で行われたベートーヴェン・チクルスは、「世界最高峰のベートーヴェン」と絶賛され、彼らのトレードマークとなりました。2009年のボン・ベートーヴェン音楽祭におけるチクルスは映像収録されTV放映と並んでDVD化されています。
このコンビによるベートーヴェン・プロジェクトの新たなリリースが今回リリースされる序曲集で、パーヴォとドイツ・カンマーフィルの10年間にわたる総決算とでもいうべき充実ぶりを刻印しています。対抗配置でヴィブラートを抑制し豊かなアーティキュレーションの弦、名手ぞろいの管、ヴァルヴなしのナチュラル・トランペット、そして堅いバチで叩くピリオド仕様のティンパニなどから生み出される強靭かつフレキシビリティに富む個性的な響きによって、ベートーヴェンが序曲という短いフォルムに凝縮させた衝撃的なドラマが現代によみがえるのです。
※日本先行発売
【収録予定曲目(曲順未定)】
ベートーヴェン
1.「プロメテウスの創造物」序曲作品43
2.「コリオラン」序曲作品62
3.歌劇「フィデリオ」序曲作品72b
4.「レオノーレ」序曲第3番作品72
5.「エグモント」序曲作品84
6.「献堂式」序曲作品124
【演奏】
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)、ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン
【録音】
2010年7月19日~21日、ハンブルク、フリードリヒ=エーベルト=ハレ(エグモント、献堂式、レオノーレ)
2012年12月18日~21日、ベルリン、フンクハウス・ケーペニック(フィデリオ、コリオラン、プロメテウス)
【仕様】
ハイブリッドディスク / DSD Recording SACD Multi: 5.0 channel (予定)| SACD Stereo | CD Audio: DDD STEREO
※2013年6月時点の情報
カテゴリ : ニューリリース