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中村紘子さん最後のコンチェルト演奏をライヴ収録!~追悼盤『中村紘子 フォーエバー』

中村紘子3 

日本を代表するピアニストとして57年の長きにわたり活躍し、輝かしい功績を残してきた中村紘子が去る7月26日に永眠(享年72歳)。本作は、最後のコンチェルト演奏となった東京交響楽団とのコンサート録音を収め、追悼盤として急遽発売する中村紘子の遺作アルバム。
(ドリーミュージック)

【収録曲目】
モーツァルト
ピアノ協奏曲第24番ハ短調 K.491

*2016年4月30日と5月4日の2日間のコンサートの異なる演奏を収録。
【演奏】
中村紘子(ピアノ)
飯森範親(指揮)
東京交響楽団
【録音】
2016年4月30日、ミューザ川崎、ライヴ
2016年5月4日、八王子オリンパスホール、ライヴ

どちらかと言えば、ふっくらとした印象が強かった晩年の中村紘子さんが、細く引き締まった身体に青いドレスをまとってステージに現れた姿を、きっと目に焼き付けていらっしゃるファンの方も多いことでしょう。東京交響楽団のソリストとしてミューザ川崎の舞台に立った中村紘子さんは、癌治療からの復帰コンサートといった緊張感は少しも感じさせず、どこまでも自然でリラックスしているように見えました。むしろわれわれ聴衆や、舞台の上のオーケストラの皆さんの方が、よほど身体に力が入っているといった雰囲気。
終演後、中村さんは周囲の関係者に、欲がなくなったぶん肩の力が抜けてピアノもよく響いていた、と語っていらしたとか。
そんなミューザ川崎で行なわれたコンサートの5日後、八王子オリンパスホールで同じプログラムで催された東京交響楽団第1回八王子定期演奏会。これら2回のコンサートで演奏されたモーツァルトのハ短調協奏曲を年の瀬にじっくりと味わってみたい一枚です。
(タワーレコード)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2016年11月15日 00:00

更新: 2016年11月16日 15:13