ティエリー・フィッシャー&ユタ交響楽団のマーラー・チクルス第2弾は“千人の交響曲”(2枚組SACDハイブリッド)
ユタ交響楽団による新マーラー・チクルス第2弾「千人の交響曲」登場!
1940年に設立されたユタ交響楽団は、2015/16シーズンに75周年を迎えるにあたり、コンサートと録音で2年かけてマーラー・チクルスに取り掛かることになりました。
第1弾として発売されたのは、交響曲第1番「巨人」(FR-715SACD)、今回それに続く第2弾として、2016年2月に録音された交響曲第8番「千人の交響曲」が発売されます。
ユタ交響楽団と言えば、モーリス・アブラヴァネル(1903-1993)と完成させた記念碑的なマーラー交響曲全集の録音があります。アブラヴァネルは、ギリシャ出身のユダヤ系スイス人で、ナチスの手を逃れ最終的にアメリカに亡命した指揮者。ユタ交響楽団の首席指揮者を30年以上務め、若手から育て上げ、交響曲から古典、ロマン派、オペラなど幅広いレパートリーを持ち、チャイコフスキー、ブラームス、シベリウス、そしてマーラーの交響曲全集を録音、アメリカの地方オーケストラにすぎなかった同楽団をアメリカのトップ・オーケストラに成長させた功績を持ちます。
彼の偉大なる功績に敬意を表し行われる今回のマーラー・チクルスの指揮をとるのは、ティエリー・フィッシャー。2009年からユタ交響楽団の音楽監督に就任。日本では2008年から名フィルの常任指揮者として活躍しており評判を呼んでいます。
ティエリー・フィッシャーは、ハンブルク州立歌劇場、チューリッヒ歌劇場の首席フルート奏者としてキャリアをスタートさせ、30代から指揮者として活動しています。絶妙のバランス感覚を持ち、マーラー独特の和声をしっかりと響かせ、細部まで磨かれた明瞭な流れを作り出しています。
録音を担当するのはアメリカの高音質レーベルREFERNCE RECORDINGSのレコーディング・チーム。ユタ交響楽団の演奏技術、録音技術ともにレベル・アップした新時代のマーラー・チクルスの登場となります。
(キングインターナショナル)
【曲目】
マーラー:交響曲第8番 変ホ長調「千人の交響曲」
第1部:賛歌「来れ、創造主なる聖霊よ」(22'07)
第2部:ゲーテの『ファウスト 第二部』から最後の場(57'34)
【演奏】
ティエリー・フィッシャー(指揮)
ユタ交響楽団
オーラ・ボイラン(ソプラノ)
セレナ・シェーファー(ソプラノ)
エイミー・オーウェンス(ソプラノ)
シャルロッテ・ヘッレカン(メゾソプラノ)
タマラ・マムフォード(メソソプラノ)
バリー・バンクス(テノール)
マルクス・ヴェルバ(バリトン)
ジョルダン・ビッシュ(バス)
モルモン・タバナクル合唱団(合唱指揮:マック・ウィルバーグ)
【収録】
2016年2月19、20日
モーリス・アブラヴァネル・ホール、ソルトレイク・シティ(ライヴ)
カテゴリ : ニューリリース | タグ : 高音質(クラシック) SACDハイブリッド(クラシック)
掲載: 2017年10月26日 00:00