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クルレンツィス率いるムジカエテルナの通奏低音奏者エメリャニチェフ、ソロ・デビュー!『モーツァルト:ピアノ・ソナタ集』

[Aparté Music 公式チャンネルより]

クルレンツィス率いるムジカエテルナの通奏低音奏者エメリャニチェフ、ソロ・デビュー!

ロシアからまたまたとてつもない才能が現れました。1988年生まれのマクシム・エメリャニチェフ。実はこれまでもクルレンツィスのムジカエテルナのモーツァルトのダ・ポンテ・オペラ三部作(特に「フィガロの結婚」)録音で、通奏低音奏者として驚くべき才気煥発ぶりを発揮、注目されていました。
彼はムジカエテルナの通奏低音のみならず、指揮者としてもロジェストヴェンスキーの愛弟子で、ムジカエテルナやイタリアのオルケストル・イル・ポモドーロやシンフォニア・ヴァルソヴィアなどを振り、今年9月には東京交響楽団とブラームスの交響曲第1番やベートーヴェンの「皇帝」(スティーヴン・ハフ独奏)で日本デビューが予定されています。

このアルバムはエメリャニチェフのピアノ・ソロ・デビュー盤。得意のモーツァルトで、ポール・マクナルティによるアントン・ヴァルター1792年頃のモデルのフォルテピアノを用いています。モーツァルトのピアノ・ソナタの中でも特に充実した3曲と、第14番と関連のあるハ短調の幻想曲を披露していますが、一聴して尋常ならざる音楽性に釘付けとなります。演奏は楷書風で落ち着いていますが、クルレンツィスのピアノ版というか、ムラヴィンスキーの指揮を思わす緊張感と説得力、リヒテルを思わす深い音楽性、繰返しの際の装飾音はシュタイアーばりの計算された即興性に天才を感じさせます。
(キングインターナショナル)
【曲目】
モーツァルト:
1.幻想曲 ハ短調 K.457
2.ピアノ・ソナタ第14番 ハ短調 K.457
3.ピアノ・ソナタ第16 (15)番 ハ長調 K.545
4.ピアノ・ソナタ第18 (17)番 ニ長調 K.576
【演奏】
マクシム・エメリャニチェフ(フォルテピアノ)
[ポール・マクナルティによるアントン・ヴァルター1792年頃のモデル]
【録音】
2017年3月8-10日、リトル・トリベカ(パリ)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2018年03月13日 00:00