アイヴァー・ボルトン&バーゼル響の初録音アルバム!『知られざるフォーレ~オーケストラ歌曲と組曲』
2016/17年シーズンからスイスの名門バーゼル交響楽団の首席指揮者をつとめているアイヴァー・ボルトン。ボルトンとバーゼル響とによる初録音がソニー・クラシカルから登場します。
レパートリーは何とフォーレのオーケストラ曲と歌曲。代表作「ペレアスとメリザンド」のほか、「知られざるフォーレ」というアルバム・タイトルに相応しく、「シャイロック」「カリギュラ」、そして「ペネロープ」前奏曲という渋い選曲に加えて、オーケストラ歌曲が4つという、フォーレ・ファンにはこたえられない魅力的な作品が並んでいます。
ボルトンの演奏は、フォーレの繊細さを引き出し、軽快で親密な印象を抱かせるもの。ソロ楽器を明るい音色で輝かせ,フレージングの絶妙な味わい深さは実に魅力的。ナチュラルで瑞々しい感性が息づいた,フランス的な魅力に溢れた演奏といえましょう。
歌曲でソプラノを務めるのはロシア出身で、今やその美しい舞台姿と圧倒的な声で聴衆を魅了するオルガ・ペレチャッコが共演。彼女の息を飲むような魅惑的な情緒も加わり、これまでに無かった情熱的新しいフォーレが感じられるはずです。
「カリギュラ」にはバルタザール=ノイマン合唱団が加わるという豪華盤です。
(ソニーミュージック)
『アイヴァー・ボルトン&バーゼル響/知られざるフォーレ~オーケストラ歌曲と組曲』
【収録予定曲】
フォーレ:
1. 付随音楽『カリギュラ』Op.52
2. 歌劇『ペネロープ』より前奏曲
3. 『イスファハーンのばら』Op.39-4
4. 『夕暮れ』Op.83-2
5. 『月の光』Op.46-2
6. 『夢のあとで』Op.7-1
7. 付随音楽『シャイロック』Op.57
8. 『ペレアスとメリザンド』Op.80
【演奏】
アイヴァー・ボルトン(指揮)
バーゼル交響楽団
オルガ・ペレチャッコ(ソプラノ:3-6, 8)
ベンジャミン・ブルンス(テノール:7)
バルタザール=ノイマン合唱団(1)
【録音】
2017年8月14-18日、スイス、ドルナハ、ゲーテアヌム
<アイヴァー・ボルトン>
1958年イギリス生まれ。1982年からグラインドボーン音楽祭の指揮者を務めるとともに、1984年からはピリオド楽器を使用したセント・ジェイムズ・バロック・プレイヤーズを結成。現在はモーツァルテウム管弦楽団桂冠指揮者、マドリード・レアル劇場音楽監督、バーゼル交響楽団首席指揮者、ドレスデン祝祭管音楽監督。バイエルン州立歌劇場でのバロック・オペラ上演も手掛けています。近年ではピリオド奏法を取り入れた軽やかで透明感ある響きが特徴的なブルックナーの交響曲を演奏し、従来のような重厚な響きを重んじる聴き手の耳にも新鮮な風を送り込んだのも話題となりました。現代から古楽まで幅広いレパートリーを持ち、オペラでもオーケストラ曲でも高いクオリティの演奏を聴かせる実力派指揮者。
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2018年06月27日 00:00