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バルビローリ&ベルリン・フィル/マーラー:交響曲第9番(アナログLP盤)

バルビローリ/マーラー:交響曲第9番(アナログLP盤)

1楽章1面のゆったりカッティング!

バルビローリがベルリン・フィルを指揮した唯一のセッション録音で、歴史的名盤として知られるアナログ・ステレオ録音が、約30年ぶりにLPレコード(2枚組)として復活します。

バルビローリが1963年にベルリン・フィルに客演した際に、その指揮に感動した楽団員の申し出により、翌年1月にベルリン・イエス・キリスト教会でのセッション録音が実現したと言われています。ベルリン・フィルが当時EMIに録音するのは異例のことでした。

英EMIの初出は1964年のことで、品番はASD596~597S。末尾のSはシングル・サイドを表し、4面目がブランクだったことが判ります。つまり、イギリス初出盤は第1楽章/第2&3楽章/第4楽章の3面カッティングでした。これは1965年3月に発売された日本盤(AA9076~7)も同様で3面カッティングとなっていました。その代わり、価格も3,000円と、当時のレギュラー盤の1.5枚分に抑えられていました。

当時最大のレコード大国だったアメリカで英EMIの窓口を担っていたAngel Recordsは、音質を考慮して初めから各楽章1面を使った4面カッティングでリリースしました(SB-3652)。

日本盤は再発売時から、アメリカに倣って4面カッティングとなり、1976年8月のEAC85035~6は4面カッティングで5,000円で発売されました。その後、アナログ末期の1982年(昭和57年)4月のEAC50057~8も4面カッティングは引き継がれ、価格は3,600円となりました。

その後、CD時代が本格化し、この録音はCD1枚に収められて幾度となく再発売され、聴き継がれてきました。2011年12月にEMI(現ワーナーミュージック)が発売したSACDハイブリッド盤(WPGS-50102)は、オリジナル・マスターテープよりアビイ・ロード・スタジオにて24bit/96kHzリマスターされた音源を使用しており、現時点での音質的決定盤となっています。

今回のLPレコードは、このSACDハイブリッド盤を制作した際のマスターを使用しており、かつ4面カッティングとなっており、かなりの高音質が期待できると思います。また、LPで最後に出たEAC50057~8の3,600円よりも安い価格設定となっているのも嬉しいところです。もちろんジャケット・デザインも英EMIの初出時のアートワークを踏襲したものとなっています。

数量限定生産盤ですので、お早目のご予約をおすすめいたします。
(タワーレコード 商品本部 板倉重雄)

バルビローリとベルリン・フィル、これこそ一期一会の名盤です。名指揮者と名オーケストラが出会うとこれほどまでの凄い演奏が展開されるということを実証しているのが、この録音です。ライヴでの共演がきっかけで生まれた、僥倖ともいえる名盤で、両者の音楽への意思が作品をさらなる高みに引き上げています。また、ベルリン・フィルにとって初の「マーラー:交響曲第9番」の録音でもありました。この名盤が、180gアナログLP盤として、数量限定生産盤として復刻致します。
(ワーナーミュージック)

【収録曲/収録情報】
グスタフ・マーラー:交響曲第9番ニ長調
《SideA》第1楽章:アンダンテ・コモド
《SideB》第2楽章:緩やかなレントラー風のテンポで(いくぶん歩くように、そして、きわめて粗野に)
《SideC》第3楽章:ロンド=ブルレスケ(アレグロ・アッサイ、きわめて反抗的に)
《SideD》第4楽章:アダージョ(非常にゆっくりと、抑えて)

【演奏】
ジョン・バルビローリ(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、

【録音】1964年1月10-11, 14, 18日、ベルリン、イエス=キリスト教会

【使用音源】2011年オリジナル・マスターテープよりアビイ・ロード・スタジオによる24bit/96kHzリマスター音源

カテゴリ : ニューリリース | タグ : 高音質(クラシック) クラシックLP GUSTAV MAHLER

掲載: 2018年12月21日 12:00

更新: 2019年01月23日 00:00