フランスのヴィオラ・ダ・ガンバ奏者ルシール・ブーランジェの新録音!『Les défis de monsieur Forqueray~フォルクレ氏の挑戦』
[harmonia mundi 公式チャンネルより]
ガンバの俊英ブーランジェがフォルクレに挑む
これまでにも古楽系レーベルからリリースをしていたフランスの実力派ガンバ奏者、ルシール・ブーランジェがハルモニアムンディより登場。
ガンバの歴史上きわめて大きな存在であるフォルクレに焦点を当てたプログラムです。「フォルクレの挑戦」とタイトルにあるように、彼の作品は奏者に残酷なまでの技術的困難を要求する、まさに奏者への「挑戦」のようなもの。
ブーランジェはここで名手とタッグを組み、このフォルクレからの挑戦状に見事に応えています。フォルクレがその作品を素晴らしく演奏したという記録が残されているマスティッチの作品や、フォルクレと友人でもあったルクレールの作品なども、実に活き活きと演奏されています。
(キングインターナショナル)
『Les défis de monsieur Forqueray~フォルクレ氏の挑戦』
【曲目】
ミケーレ・マスチッティ(1664-1760):ソナタ第2番 ト短調
アントワーヌ・フォルクレ(父)(1672-1745):ラ・ルクレール(ヴィオール曲集 第2組曲より第4 曲)
ジャン=マリ・ルクレール(1697-1764):ソナタ第2番 ホ短調
ロベール・ド・ヴィゼ(1660?-1733?):ラ・ヴェネティエンヌ・ド・ムッシュー・フォルクレ
コレッリ:ソナタ第3番 ニ長調(op.5)
アントワーヌ・フォルクレ:ヴィオール曲集 第4組曲
ジャン=バティスト(=アントワーヌ)・フォルクレ:シャコンヌ(La Morangis ou La Plissay/ヴィオール曲集 第3組曲より第3曲)
【演奏】
ルシール・ブーランジェ(バス・ド・ヴィオール)
ピエール・ガロン(チェンバロ)
クレール・ゴトロ(バス・ド・ヴィオール)
ロマン・ファリク(テオルボ)
【録音】
2017年7月
<ルシール・ブーランジェ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)>
5歳でヴィオラ・ダ・ガンバを始める。ジェローム・アンタイやクリストフ・コワンらのもとで研鑽をつみ、2009年にパリ国立高等音楽院を満場一致で卒業。ピエルロ、ルセらと共演するほか、古楽アンサンブルでも活躍。これまでにアルファ・レーベルからJ.S.バッハやC.P.E.バッハの作品をリリース、いずれも高く評価されている。
掲載: 2019年01月17日 00:00