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すべて初CD化音源!貴重なライヴ録音で綴る音楽家・有田正広の歴史~2タイトル同時発売!

有田正広

すべて初CD化音源!貴重なライヴ録音で綴る音楽家・有田正広の歴史
芥川也寸志ら豪華共演者にも注目のアーカイヴ・シリーズ、2タイトル同時発売!

2019年に古希を迎えたフルーティスト、有田正広の軌跡を辿るシリーズ。有田氏自身が保管していた音源から思い出に残る録音を自ら選んで構成したアルバムで、すべて初CD化という貴重な音源ばかり。有田氏へのインタビューをもとに構成したブックレットは当時の逸話などもたくさん入っていて大変面白い内容。本人提供の貴重写真も数多く掲載しています。またジャケットに使われている写真は坂田栄一郎氏の撮影で、雑誌「AERA」で表紙を飾ったもの。パッケージにも歴史が詰まっています。
(キングインターナショナル)

 

有田正広 プロフィール
1972年、桐朋学園大学を首席で卒業。同年、第40回NHK・毎日音楽コンクール(現・日本音楽コンクール)で第1位を獲得。 翌年、ベルギーのブリュッセル王立音楽院に留学。74年からはコレギウム・アウレウムのメンバーとして、ヨーロッパ、日本などで活動。75年、王立音楽院をプルミエ・プリで卒業。同年、ブルージュ国際音楽コンクールのフラウト・トラヴェルソ部門で第1位となる。77年、オランダのデン・ハーグ王立音楽院に入学、半年で最高栄誉賞つきソリスト・ディプロマを得て、卒業。帰国後も、フランス・ブリュッヘン指揮「18世紀オーケストラ」、クイケン兄弟、トレヴァー・ピノック指揮「イングリッシュ・コンサート」など、内外の名手たちとも盛んに共演。ルネサンスから現代に至る400年間に変遷を遂げたさまざまなフルートを駆使する演奏は、有田ならではのもので、さまざまな時代の作品に輝かしい光を与え、人々を魅了しつづけるアーティストとして高い評価を得ている。89年には「東京バッハ・モーツアルト・オーケストラ」を結成。指揮者として結成記念公演を行い、絶賛された。2006年にはモーツァルト生誕250年を記念し、モーツァルトのフルートとオーケストラのための作品全5曲を自身の指揮と演奏により一晩で演奏するという快挙を成し遂げ、話題を呼んだ。09年には同オーケストラを更に発展させ、ロマン派をレパートリーとする日本初のオリジナル楽器によるオーケストラ「クラシカル・プレイヤーズ東京」を結成。古楽器と現代楽器の枠を超えた新たな音楽的創造の領域へとさらに活動の場を広げている。録音は「ドイツ・バロックのフルート」などアルヒーフ(レコード・アカデミー賞2部門と文化庁芸術作品賞)、DENONアリアーレ、avex-CLASSICSからリリース多数。第21回サントリー音楽賞受賞。現在、昭和音楽大学客員教授、桐朋学園大学特任教授。2018年に第30回ミュージック・ペンクラブ音楽賞クラシック部門特別賞を受賞。

若き音楽家の強烈なる個性!
有田正広が現代楽器を吹いた貴重な記録
共演者の豪華さも見逃せない70年代のライヴ録音
ALTUSの最新リマスターで初CD化

第1集は有田氏が大学生だった1971年と、卒業後間もない1972年の録音を集めた内容で、すべて現代楽器による演奏です。本荘玲子、芥川也寸志、篠﨑史子、尾高忠明と共演者も名人揃い。古楽器奏者としてのイメージが強いながら、現代楽器も分け隔てなく吹きこなしキャリアを積み上げてきた有田氏の原点ともいうべき演奏が詰まっています。学生時代に出場したコンクールの演奏であるマルタン『バラード』は一種異様な緊張感と表現が煮えたぎるような恐ろしい演奏で、一人の音楽家の誕生を強烈に印象付けます。そして懐の大きな管弦楽と共に喜ばしく協奏し飛翔するモーツァルトは、その後の演奏家としての大きな可能性を感じさせるものとなっています。芥川也寸志の指揮も大注目です。
(キングインターナショナル)

【曲目】
(1)マルタン:フルートとピアノのためのバラード
(2)モーツァルト:フルート協奏曲 第2番 ニ長調 K. 314(285d)
(3)モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K. 299(297c)

【演奏】
有田正広(モダン・フルート)
(1)本荘玲子(ピアノ)
(2)芥川也寸志(指揮)、東京交響楽団
(3)篠﨑史子(ハープ)、尾高忠明(指揮)、東京藝術大学・桐朋学園大学による合同オーケストラ

【録音】
(1)1971年9月26日/ヤマハホール(NHK・毎日音楽コンクール第2次予選)
(2)1972年9月20日/渋谷公会堂
(3)1972年9月28日/都市センターホール
以上、ステレオ・ライヴ

バロックから現代作品まで古楽器で縦横無尽に演奏
有田正広とっておきの秘蔵ライヴ名演集
鮮烈この上ないヴィヴァルディはスタジオ盤とまるで別物!
ALTUSの最新リマスターで初CD化

第2集は第1集と違って古楽器での演奏。ヨーロッパ留学を経て古楽器奏者のパイオニアとして注目を集めた時代の知られざる録音です。DENONのスタジオ録音と同時期に行われたヴィヴァルディのライヴ録音は、これでもかという勢いと熱気にあふれた強烈な演奏でスタジオ盤との違いに驚かされます。吉野直子と共演したモーツァルトでは自ら率いる古楽器オーケストラと共に、確信に満ちた音楽を聴かせます。他にも、有田氏が日音コンで1位を取った年に作曲部門で優勝した青木孝義が有田氏のトラヴェルソのために書いた知られざる逸品や、氏が思い出の演奏と語る小林道夫との息を呑むような素晴らしいシューベルトを収録。世に出ていなかったのが不思議なくらいの名演集です。
(キングインターナショナル)

【CD1】
(1)ヴィヴァルディ:6つのフルート協奏曲集 作品10(ヴェネツィア版)
【CD2】
(2)モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K. 299(297c)
(3)青木孝義(1951-2011):無伴奏フラウト・トラヴェルソのための『聖譚詩・LEGENDE』(1979)
(4)シューベルト:『しぼめる花』の主題による序奏と変奏曲 D. 802

【演奏】
有田正広(フラウト・トラヴェルソ(1)‐(4)、指揮(2))
(1)東京バッハ・モーツァルト・アンサンブル
[若松夏美(バロック・ヴァイオリン)、橋爪美穂(バロック・ヴァイオリン)、大津 睦(バロック・ヴィオラ)、本間正史(バロック・オーボエ)、堂阪清高(バロック・ファゴット)、諸岡範澄(バロック・チェロ)、西沢誠治(ヴィオローネ)、有田千代子(チェンバロ)]
(2)吉野直子(ハープ)、東京バッハ・モーツァルト・オーケストラ
(4)小林道夫(フォルテピアノ)

【録音】
(1)1990年7月/所沢市民文化センターミューズ
(2)1989年9月26日/サントリーホール、
(3)1979年5月25日/石橋メモリアルホール
(4)1994年2月12日/いずみホール
以上、ステレオ・ライヴ

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2020年02月28日 00:00