貴重な録音が再発売!ビオンディ&エウローパ・ガランテ~ヴィヴァルディ:パスティッチョ・オペラ“メッセニアの神託”(2枚組)
[Warner Classics 公式チャンネルより]
ヴィヴァルディのエキスパート、ファビオ・ビオンディが、『メッセニアの神託』を再構成し上演したライヴ・アルバム。
1738年頃にイタリアのヴェネツィアで初演されたパスティッチョ・オペラ。ヴィヴァルディがウィーンでの再演を願いつつも、数奇な運命に翻弄され、貧困のうちに客死、その数か月後にケルントナートーア劇場で上演されたようです。ジャコメッリやヴィヴァルディらの曲で構成される、王国乗っ取りの謀略と敵討ちと愛の人間ドラマですが、楽譜が失われているので「幻のオペラ」とされてきました。
近年になってアメリカのワシントンの図書館で発見されたリブレットや、スコアをもとに、ビオンディが再構築を行い、上演と録音にこぎつけた貴重なもの。2011年にオーストリアで上演。
2012年にウィーン、コンツェルトハウスでコンサート形式で上演したライヴ録音です。キャストには、今注目を集め始めたロシアのソプラノ、ユリア・レジーネヴァに、すでに定評のあるヴィヴィカ・ジュノーやアン・ハレンベリ、カウンターテナーのグサビエ・サバータが名を連ねています。
2015年に神奈川県立音楽堂で同じビオンディによって再演が行われ、話題にもなった作品です。
なお、歌詞対訳は付属いたしません。
(ワーナーミュージック)
※旧品番:VCS6025472は生産中止となりました。
【曲目】
ヴィヴァルディ:歌劇『メッセニアの神託』(全曲)
(ファビオ・ビオンディによるウィーン1742年版の再構成版)
【演奏】
マグヌス・スターヴェラント(テノール:ポリフォンテ)
アン・ハレンベリ(メゾ・ソプラノ:ポリフォンテ)
ヴィヴィカ・ジュノー(メゾ・ソプラノ:エピディーテ)
ユリア・レジーネヴァ(ソプラノ:トラジメーデ)
フランシスカ・ゴットヴァルト(メゾ・ソプラノ:ルチスコ)
グサビエ・サバータ(カウンターテナー:アナッサンドロ)
ロミーナ・バッソ(メゾ・ソプラノ:エルミーラ)
エウローパ・ガランテ
ファビオ・ビオンディ(指揮)
【録音】
2012年1月13-15日、ウィーン、コンツェルトハウス(レゾナンツェン古楽音楽祭)でのライヴ
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2020年03月13日 00:00