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リトアニアのピアニスト、オヌテ・グラジーニテがアルヴォ・ペルトのピアノ作品を録音!

オヌテ・グラジーニテ

1996年生まれのリトアニアのピアニストが奏でる
ペルトの美しすぎる世界!

今年2020年9月11日に85回目の誕生日を迎えるアルヴォ・ペルト。現存する作曲家のなかでもとりわけ人気のあるひとりですが、その誕生を祝って彼の孫の世代1996年生まれの若手ピアニスト、オヌテ・グラジーニテが彼の作品集をリリース。

彼女は名前から察せられるように、近年注目を集めているリトアニアの女流指揮者ミルガ・グラジニーテ=ティーラの実妹。6歳から生地ヴィリニュスのチュルリョーニス芸術学校で学び、2015年からはハノーファー芸術大学でローランド・クリューガーに師事。このアルバムがデビュー盤となりますが、ペルトの透明無垢な音世界を見事に表現しています。

2002年作の協奏作品「ラメンターテ」は全10部から成る40分の大作。まるでフュージョンのようにオシャレなピアノの澄んだ響きと美しい背景を作るオーケストラの織りなす世界に酔いしれます。

ペルトのピアノ曲は大半が子供のために書かれていて、技術的に平易なもののピュアな感性が要求されます。その点グラジーニテはペルト音楽の核心に触れていて、誰にも真似出来ない境地を示しています。さらに「天にいますわれらが父よ」では美しいソプラノ独唱まで披露し、姉ミルガ・グラジニーテ=ティーラがヴァインベルクの録音で披露した特技の向こうをはっています。すごい姉妹の登場と申せましょう。すべてが静謐でピュア、極上のヒーリング系BGM としても最適です。
(キングインターナショナル)

【曲目】
アルヴォ・ペルト:
1.ラメンターテ(全10曲)(2002)~ピアノとオーケストラ
2.アンナ・マリアのために(「元気に」版)(2006)
3.アリーナのために (1976)
4.フラトレス (1977)
5.パリ・インテルヴァロ (1976)
6.アリヌシュカの回復による変奏曲 (1976)
7.アンナ・マリアのために(「瞑想的に」版)(2006)
8.天にいますわれらが父よ (2005)

【演奏】
オヌテ・グラジーニテ(ピアノ、ソプラノ[8])
モデスタス・ピトレナス(指揮)[1]
リトアニア国立交響楽団[1]
エドワード・キング(チェロ)[4]

【録音】
2020年5月、リトアニア国立フィルハーモニー・ホール[2-8]
2019年4月、リトアニア国立文化センター録音スタジオ[1]

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2020年08月28日 00:00