アルフレード・ベルナルディーニ率いるベルナルディーニ四重奏団~5本の歴史的オーボエを使用したモーツァルトの時代のオーボエ四重奏曲集!
[Outhere Music 公式チャンネルより]
厳選された歴史的オーボエ5本が甦らせる、「作曲当時の興奮」!
弦楽三重奏にオーボエがひとつ加わるオーボエ四重奏曲といえば、まずモーツァルトの作品が思い浮かぶところ。実はこの曲種、古典派から初期ロマン派の時代にかけて意外に多くの作例が生まれていました。歴史の谷間に埋もれて忘れられていったそれらの中には、作曲家たちが知っていた当時の楽器で演奏されてこそ、本来の真価を発揮するものが少なくありません。
歴史的オーボエの探求に余念がないベルナルディーニはここで、欧州各地に残る18-19世紀製のオリジナル古楽器に着目。厳選されたプログラムで、モーツァルト前後の時代に生み出されたオーボエ四重奏曲の素顔に迫りました。
オリジナル楽器ならではの古雅な響きを最大限に生かしながら、古典派らしい流麗な旋律を吹きこなしてゆく彼のまわりには、娘チェチーリア・ベルナルディーニとそのパートナーのファン・デン・ミュンクホフ、ヴィオラのジモーネ・ヤンドルら逸材が揃い、弦楽器や弓も当時のオリジナルを中心に使用されています。
ドレスデンの名高いチェロ奏者ドッツァウアーやブダペストのドルシェツキーなど、既存録音がきわめて少ない重要作曲家の作品も見過ごせません。
(ナクソス・ジャパン)
『モーツァルトのまわりで』 ~オーボエ四重奏の黄金時代~
【曲目】
ヨハン・クリスティアン・バッハ(1735-1782):
1-2. オーボエ四重奏曲 変ロ長調 WB 60(1770年頃)
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
3-5. オーボエ四重奏曲 ヘ長調 K. 370/368b(1781年)
シャルル・ボクサ(父) (1760頃-1821):
6. とっておきのロマンス ヘ長調「このうえなく可愛らしい言葉」(1806年頃)
ユストゥス・ヨハン・フリードリヒ・ドッツァウアー(1783-1860):
7-10. オーボエ四重奏曲 ヘ長調 Op. 37(1818年)
アレッサンドロ・ロッラ(1757-1841):
11-12. オーボエ小四重奏曲 ハ長調 BI 425(1814年)
ゲオルク・ドルシェツキー(1745-1819):
13. キルンベルガー氏による4声のカノン イ短調(1802年頃)
【演奏】
ベルナルディーニ四重奏団(古楽器使用)
[メンバー]
アルフレード・ベルナルディーニ(オーボエ)
チェチーリア・ベルナルディーニ(ヴァイオリン)
ジモーネ・ヤンドル(ヴィオラ)
マルクス・ファン・デン・ミュンクホフ(チェロ)
【録音】
2020年1月8-11日
ルター派教会、ハールレム(オランダ)
[日本語解説付き]
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2020年12月14日 00:00