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コパチンスカヤが歌う『月に憑かれたピエロ』登場!他の作品ではヴァイオリンで参加


[Alpha Classics 公式チャンネルより]

なんと!コパチンスカヤが歌う「月に憑かれたピエロ」登場!

異才のヴァイオリニストとして不動の地位を築いたといえるパトリツィア・コパチンスカヤ。彼女がヴァイオリンではなく歌でソロをとり、派手なピエロの衣装を着てベルリン・フィルハーモニーほか欧米各国で公演した「月に憑かれたピエロ」が、遂にCDで登場します。このシェーンベルクの問題作は、5人の奏者による室内アンサンブルと、「語るように歌う」シュプレヒゲザング(あるいはシュプレヒシュティンメ)と呼ばれるソロのために書かれおり、現在はソプラノ歌手がソリストを務めることが多く、演奏至難なことで知られています。コパチンスカヤのアプローチは、歌うことよりも演劇的にダイナミックな表情を付けて語ることに主眼が置かれており、これは、この作品を委嘱し初演したアルベルティーネ・ツェーメが歌手ではなく女優であったことを踏まえると、彼女なりに原点を追求した形と言えるかもしれません。時に叫び声に近い激しい表現を加えながらも、コパチンスカヤが持つ音楽的な下地がその芸術性をしっかりと支えており、彼女の、そして作品の新たな魅力を堪能することの出来る素晴らしい出来栄えとなっています。そのほかの作品では、コパチンスカヤはいつも通りヴァイオリンで参加しており、シェーンベルクが「私的演奏協会」のために編曲したのち、「ピエロ」に近い編成で再編曲した版の「皇帝円舞曲」などを収録しています。
(ナクソス・ジャパン)

【曲目】
アルノルト・シェーンベルク(1874-1951):
1-21. 月に憑かれたピエロ Op. 21
ヨハン・シュトラウス II世(1825-1899)/シェーンベルク編曲:
22. 皇帝円舞曲 Op. 437
シェーンベルク:
23. ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 Op. 47
アントン・ウェーベルン(1883-1945):
24-27. ヴァイオリンとピアノのための4つの小品 Op. 7
フリッツ・クライスラー(1875-1962):
28. ウィーン小行進曲 - ヴァイオリン、クラリネット、チェロ、ピアノによる演奏
シェーンベルク:
29-34. 6つの小さなピアノ曲

【演奏】
パトリツィア・コパチンスカヤ
(シュプレヒゲザング…1-21、ヴァイオリンI…22、ヴァイオリン…23-28)
ミーサン・ホン(ヴァイオリン&ヴィオラ…1-21、ヴァイオリンII…22)
ジュリア・ガレゴ(フルート…1-22)
レト・ビエリ(クラリネット…1-22、28)
マルコ・ミレンコヴィチ(ヴィオラ…22)
トーマス・カウフマン(チェロ…1-22、28)
ヨーナス・アホネン(ピアノ)

【録音】
2019年12月 チューリヒ放送スタジオ、スイス
※ 公演写真や資料図版の豊富な95ページに及ぶカラーブックレット付属

輸入盤

 

国内仕様盤

[日本語解説、歌詞対訳付き]

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2021年02月19日 16:00