ベルリン・フィルと現代の8人の巨匠指揮者によるブルックナー/交響曲全集(SACDハイブリッド)
発売日前日までポイント10%還元!
遂にSACDハイブリッド盤で発売!
ベルリン・フィルの演奏史に燦然と輝く作曲家ブルックナー
現代の8人のブルックナー指揮者たちによる交響曲全集
2009年から 2019年にかけて、ベルリン・フィルで演奏されたブルックナーの交響曲 9曲を、8人の巨匠指揮者によって演奏された全集がブルックナー没後125年を記念してSACDハイブリッド盤で発売されます。ベルリン・フィルの演奏史に燦然と輝く作曲家ブルックナー。これまで数々の名録音が世に出ていますが、現代の 8人のブルックナー指揮者たちがそれぞれの解釈を聴かせます。
(キングインターナショナル)
KKC 6386/94(9SACD Hybrid)
輸入盤・日本語帯・解説付アントン・ブルックナー(1824-1896):交響曲全集
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
小澤征爾(指揮:第 1 番) パーヴォ・ヤルヴィ(指揮:第 2 番) ヘルベルト・ブロムシュテット(指揮:第 3 番)
ベルナルド・ハイティンク(指揮:第 4,5 番)マリス・ヤンソンス(指揮:第 6 番)クリスティアン・ティーレマン(指揮:第 7 番)
ズービン・メータ(指揮:第 8 番)サー・サイモン・ラトル(指揮:第 9 番)
録音:2009 ~ 2019 年、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
DISC1
交響曲第1番ハ短調(1865/66リンツ版) 49’18
小澤征爾(指揮)
録音:2009年1月29-31日
ベルリン・フィルは、この小澤征爾との演奏に至るまで、四半世紀この作品を演奏していませんでした。ブルックナーはこの交響曲を「小生意気な娘」と呼んでいたとも言われています。彼は当時40代前半で交響曲の作曲に着手し始めたときでしたが、すでにその響きはブルックナー独自の語法が見え隠れし、後年の大成を予見させる作品と言えるでしょう。
DISC2
交響曲第2番ハ短調(第2稿1877年版) 56’38
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)
録音:2019年5月23-25日
第2交響曲にも初期作品ながら、すでにブルックナーの個性は横溢しています。パーヴォ・ヤルヴィの指揮によって表現されたドラマティックな緊張感と抒情的な美しさは聴きものです。
DISC3
交響曲第3番ニ短調(1873年版初稿) 63’25
ヘルベルト・ブロムシュテット(指揮)
録音:2017年12月8-10日
1873年に初稿が完成した第3交響曲。ワーグナーに献呈されたことから「ワーグナー交響曲」の愛称をもちます。しかし1874年にウィーン・フィルから初演を拒否されたことから最初の校訂作業が行われ第3稿まで存在します。ブロムシュテットは、20世紀中頃から見直されるようになった1873年初稿版を取り上げています。
DISC4
交響曲第4番変ホ長調《ロマンティック》(1878/80年) 68’30
ベルナルド・ハイティンク(指揮)
録音:2014年3月13-15日
ブルックナーの交響曲の中でもっとも演奏される第4番。冒頭のホルンをはじめ、美しい旋律に溢れています。ハイティンクは、何十年にもわたりベルリン・フィルとブルックナーを指揮してきました。この録音は、1996年以来18年ぶりのベルリン・フィルとこの昨品を演奏となりました。
DISC5
交響曲第5番変ロ長調 74’42
ベルナルド・ハイティンク(指揮)
録音:2011年3月10-12日
第5交響曲は、ブルックナーの生涯の中で、作曲家としても、私生活の面でも、困難な時期を象徴する楽曲です。作品は作曲家としての実力を示す精緻な対位法とブルックナー自身の深い信仰心をあらわす神聖なコラールという構成。ハイティンクは、厳格な書法と壮大なスケールをもつこの作品を、忠実に演奏しています。
DISC6
交響曲第6番イ長調 54’18
マリス・ヤンソンス(指揮)
録音:2018 年1月25-27日
第6交響曲は、第2,3楽章のみが先に公開演奏されました。しかし部分初演の成功があったのにもかかわらず、全曲初演されたのはブルックナーの死後でした。ベルリン・フィルと幾多の共演経験のあるマリス・ヤンソンスですが、意外にもこの公演がベルリン・フィルとともにブルックナーを演奏した初の公演でした。オケとの呼吸もぴったりで、円熟味たっぷりの深い表現の演奏に魅了されます。
DISC7
交響曲第7番ホ長調(1885 年版) 70’32
クリスティアン・ティーレマン(指揮)
録音:2016年12月15-17日
1884年12月にライプツィヒで初演されたこの第7番。初演は大成功をおさめ、この成功がブルックナーにさらなる作曲家として名声をもたらすこととなります。美しい旋律と色彩豊かなオーケストレーションにより、現代でも演奏機会の多い作品です。ティーレマンはこれまでに第4番、第8番とベルリン・フィルと演奏してきましたが、この第7番は高い集中力と圧倒的な完成度でベルリンの聴衆を沸かせました。
DISC8
交響曲第8番ハ短調(1890年版) 81’14
ズービン・メータ(指揮)
録音:2012年3月15-17日
2019年の来日公演でも披露されたメータ指揮による第8交響曲。1892年12月にハンス・リヒター指揮ウィーン・フィルによって初演され大成功を収めました。ブルックナーが完成させた最後の交響曲であり、最高傑作と評価の高い交響曲。曲の長さ、多彩な展開、圧倒的なクライマックスとあらゆる意味でこれまでの作品を上回っています。ブルックナーの強烈な個性が作品に溢れんばかりのエネルギーを与えています。メータもこの大作でも円熟の名演奏を聴かせてくれます。
DISC9
交響曲第9番ニ短調 (サマーレ、フィリップス、コールス、マッズーカ
による4楽章完成版/1985-2008年・2010年改訂) 77’09
サー・サイモン・ラトル(指揮)
録音:2018年5月26日
未完の大作、第9交響曲。終楽章が未完のまま1896年に作曲者は亡くなっています。第3楽章までの演奏も多くありますが、ラトルはここで、1983年から2010年にかけて完成した補筆版を使用した4楽章版を演奏しています。サマーレ、フィリップス、コールス、マッズーカという4人の作曲家と音楽学者による非常に複雑な工程を経て完成した当版に、ラトルも大いに満足し、2011年、2012年にベルリン・フィルと取り上げ大きな話題となりました。そしてラトル最後のシーズンで再演を希望し、ここに録音されました。
カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック) 高音質(クラシック) SACDハイブリッド(クラシック) ANTON BRUCKNER
掲載: 2021年06月11日 00:00