ピアソン&マンハイム国立劇場管、2020年ライヴ!ハンス・トマッラ:歌劇“暗い春”~ヴェーテキントの問題作「春のめざめ」がオペラ化!(2枚組)
[Nationaltheater Mannheim 公式チャンネルより]
ドイツのギムナジウムで学ぶ10代半ばの4人の若者が、抑圧された環境の中で性に目覚め、やがて事態は悲劇に転じていく…
ドイツの文豪、フランク・ヴェーデキントの名作戯曲「春のめざめ」は1891年に初演されるも、社会問題に発展し、20世紀前半まで上演が禁止されていたという問題作。
2006年にロック・ミュージカルとしてブロードウェイで上演されるとたちまち人気作となり、2009年まで公演が続きました。ミュージカルでは少年メルヒオールと少女ベンドラを中心に物語りが展開しましたが、このハンス・トマッラのオペラでは4人の若者の交錯する感情に焦点を当て、成功への期待と、無力感などから生じる暴力的な行為などを描き出していきます。
作曲家トマッラは、2011年の歌劇《未知なるもの》で用いた手法と同じく、切れ切れのオーケストラの咆哮を縫って、ロックのリズムや歌手たちの悲鳴、なんども繰り返す言葉をコラージュし、混沌のストーリーを描き出していきます。
(ナクソス・ジャパン)
【曲目】
ハンス・トマッラ(1975-):歌劇《暗い春》(2020)
台本:ハンス・トマッラ
原作:フランク・ヴェーデキントの劇「春のめざめ」
歌詞:ヨシュア・クローヴァー
【演奏】
ヴェンドラ…ラヴィ・シャハル(メゾ・ソプラノ)
イルゼ…アンナ・ハイビナー(メゾ・ソプラノ)
メルヒオール…クリストファー・ディフィ(テノール)
モーリッツ…マギッド・エル=ブシュラ(カウンター・テナー)
マンハイム国立劇場管弦楽団
アラン・ピアソン(指揮)
【録音】
2020年9月11、13、27日、10月6、7日
マンハイム国立歌劇場(ライヴ)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2021年09月29日 00:00