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世界初録音!ロベルト・アバド&フィラルモニカ・アルトゥーロ・トスカニーニ~フランス語歌唱によるヴェルディ:歌劇“マクベス”(2枚組)


[Dynamic opera and classical music 公式チャンネルより]

もうひとつの《マクベス》 世界初CD化! フランス語歌唱によるパリ版

ヴェルディの歌劇《マクベス》は、1847年フィレンツェで初演されました。17年後の1864年、パリの興業主からフランス語版《マクベス》の作成を求められたヴェルディは、初演版に大きな改訂を施してバレエ音楽を加えたスコアを完成させます。台本作家ピアーヴェに新たに書かせたテキストで行われたイタリア語台本によるこの改訂版(パリ版)が、現在に至るまで《マクベス》の決定版として使われてきました。
一方、1865年にリリック劇場で行われたパリ版の初演は、フランス語に翻訳された台本で歌われました。しかし、パリ・オペラ座が初演したマイアベーアの遺作《アフリカの女》に人気を奪われ、フランス語のパリ版が再演されることはありませんでした。
このCDに聴かれる2020年9月パルマの第20回ヴェルディ・フェスティヴァルのフランス語版《マクベス》は、150年以上の時を隔て、パリ初演時の作品の姿を現代に蘇らせる試みとして演奏会形式で上演されたものです。

題名役マクベスを歌うのはフランスの名バリトン、リュドヴィク・テジエ。艶と深みのある美声で運命に翻弄される男の野心と苦悩を歌い、夫を破滅に導くマクベス夫人役のシルヴィア・ダッラ・ベネッタがドラマティックな歌唱でそれに応えます。イタリア・オペラを中心に幅広く活躍する名匠ロベルト・アバドのタクトから生まれる躍動感溢れる音楽とフランス語歌唱の柔らかな響きが絶妙にマッチするもうひとつの《マクベス》をお楽しみください。
(ナクソス・ジャパン)

【曲目】
ジュゼッペ・ヴェルディ(1813-1901):歌劇《マクベス》パリ版(1865)(フランス語歌唱)
全4幕のメロドランマ デヴィッド・ロートンによる改訂版
台本: フランチェスコ・マリア・ピアーヴェ / ウィリアム・シェイクスピアによるフランス語翻訳…シャルル=ルイ=エティエンヌ・ニュイッテル&アレクサンドル・ボーモン
[CD1]
1-11…第1幕
12-17…第2幕
[CD2]
1-5…第3幕
6-12…第4幕

【演奏】
マクベス…リュドヴィク・テジエ(バリトン)
マクベス夫人…シルヴィア・ダッラ・ベネッタ(ソプラノ)
バンクォー…リッカルド・ザネッラート(バス)
マクダフ…ジョルジョ・ベッルージ(テノール)
マルコム…ダヴィド・アストルガ(テノール)
医師…フランチェスコ・レオーネ(バス)、他
「マクベスの手紙」朗読…カサンドル・ベルトン

フィラルモニカ・アルトゥーロ・トスカニーニ
パルマ王立劇場合唱団
(合唱指揮…マルティノ・ファッジアーニ)
ロベルト・アバド(指揮)

【録音】
2020年9月11-13日(演奏会形式、ライヴ)
ヴェルディ音楽祭2020、パルコ・ドゥカーレ・ディ・パルマ(イタリア)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2021年11月09日 00:00