Soilwork(ソイルワーク)|メタル大国スウェーデンを代表するバンドがニュー・アルバム『オーヴァーギヴンヘーテン』をリリース
メタル大国スウェーデンを代表するバンドの一つ、ソイルワーク。その始まりは95年にまでさかのぼる。ヴォーカリストのビョーン "スピード" ストリッドを中心に、当初インフェリア・ブリードというバンド名で活動をしていた彼らは、やがてソイルワークへと改名。98年に『Steelbath Suicide』でアルバム・デビューを果たすと、メロディック・デス・メタル界隈を中心に、大きな人気を博していく。ドイツの大手ニュークリア・ブラストからのデビュー盤となったサード・アルバム『A Predator’s Portrait』(01年)では、ヘヴィ・ロック的要素を大幅導入。サビにクリーン・ヴォーカルを持ってくるという一つの様式美を完成させたソイルワークは、エクストリーム・メタル界最大の人気を誇るバンドへと成長していった。その後も度重なるメンバーチェンジや音楽性の変更を経つつも、新たなファンを獲得し続けていった彼らの実力は、あのロブ・ハルフォードも高く評価するほど。
さてこの度、そんなソイルワークがニュー・アルバムをリリースする。19年の『ヴァルケヒエッテン』以来3年ぶりとなる本作のタイトルは『Övergivenheten』。これはスウェーデン語で「放棄」を意味する。パンデミック下ということで、1年間まるまるかけ、3回のセッションでレコーディングされたというだけあり、細部に至るまで練られた素晴らしい作品。最近のソイルワークの作風をさらにステップアップしたと言える方向性は、幅広いファン層にアピールすること間違いなし。とにかくオーガニックなプロダクションになるように心がけたという本作では、アコースティックな要素がふんだんに使われているのも印象的。ビョーンの歌唱にもますます磨きがかかる。ソイルワークらしいメロディにあふれた、まさに王者の貫禄を見せつける珠玉のアルバムだ。
国内盤CD
■収録予定曲
01. オーヴァーギヴンヘーテン
02. ノウス・ソンメス・ラ・ゲッレ
03. エレクトリック・アゲイン
04. ヴァリーズ・オブ・グローム
05. イズ・イット・イン・ユア・ダークネス
06. ヴァルチャーズ
07. モルゴンガーヴァ / ストームファーゲル
08. デス、アイ・ヒア・ユー・コーリング
09. ディス・ゴッドレス・ユニヴァース
10. ドリームズ・オブ・ノーウェア
11. ジ・エヴァーラスティング・フレイム
12. ゴルガータ
13. ハーヴェスト・スパイン
14. オン・ザ・ウィングス・オブ・ア・ゴッデス・スルー・フレイミング・シーツ・オブ・レイン
タグ : ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)
掲載: 2022年05月27日 14:47