インキネン&ドイツ放送フィルのバルトーク!“ディヴェルティメント”&“弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽”
バルトークがパウル・ザッハー率いるバーゼル室内管弦楽団のために書いた2つの名作と、彼のピアノ曲をパーカッション・アンサンブルに編曲した3作品を収録した1枚。
「弦楽のためのディヴェルティメント」は1939年に作曲された古典的な形式を持つ作品。当時の不穏な空気はほとんど感じられない明快な音楽はバルトークの真骨頂を示すものです。また「弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽」は1936年にバーゼル室内管弦楽団によって初演された時から大成功を収め、批評家たちから傑作と賞賛されました。
指揮は、日本フィル・ハーモニーとドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団(ザールブリュッケン・カイザースラウテルンドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団)で首席指揮者を務めるピエタリ・インキネン。オペラをはじめ様々なレパートリーを持ち、これまでにもドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団とはドヴォルザークやプロコフィエフの交響曲を録音し高く評価された彼は、このバルトークでも極めて力強く、魅力ある演奏を聴かせます。
また、オーケストラのメンバーと、ドイツ在住の打楽器奏者太田有香を含むゲストたちによって演奏された3曲のピアノ作品は、打楽器を愛し、作品に多用したバルトークを想定したパーカッション・アンサンブルによる編曲版。これが原曲と言われば信じてしまうほどの仕上がりが楽しめます。
(ナクソス・ジャパン)
【曲目】
ベーラ・バルトーク(1881-1945):
1-3. 弦楽オーケストラのためのディヴェルティメントBB 118 Sz. 113
パーカッション・アンサンブルのためのピアノ作品編曲集[ベルンハルト・ヴルフ(1948-)編]
4. ミクロコスモス 第6集 BB 105 Sz. 107 - 第2番
5. 戸外で BB 89 Sz. 81 - 第4番「夜の音楽」
6. アレグロ・バルバロ BB 63 Sz. 49
7-10. 弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽 BB 114 Sz. 106
【演奏】
ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団のパーカッション・アンサンブル…4-6
[メンバー]
シュテファン・ベーンライン(ティンパニ)
マルティン・フリンク
ミヒャエル・ゲルトナー
ヨッヘン・イッレ・ゾヴィー
[ゲスト]
シュペラ・マストナク
太田 有香
マックス・リーファー
ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団
ピエタリ・インキネン(指揮)
【録音】
2020年9月11-13日
Congresshalle Saarbrucken…1-3
2021年4月18-19日
GroBer Sendesaal des Funkhauses Halberg, Saarbrucken…4-6
2021年4月18日、20-23日
GroBer Sendesaal des Funkhauses Halberg, Saarbrucken…7-10
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2022年08月03日 00:00