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『激ロック』スペシャルコーナー【2月レコメンドアイテム】

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THE WINERY DOGS / 『III』
GENRE:HARD ROCK, HEAVY METAL

卓越したテクニックの応酬によるバンド・アンサンブルと
Richie Kotzen(Gt/Vo)の職人芸が光る円熟のハード・ロック!

HR/HMシーンのスーパー・バンドの異名に相応しい、卓越したテクニックと職人芸が光る円熟のハード・ロック! Richie Kotzen(Gt/Vo/ex-MR. BIG/POISON)、Billy Sheehan(Ba/MR. BIG)、Mike Portnoy(Dr/ex-DREAM THEATER)という泣く子も黙るシーンきってのテクニシャンたちが集まったバンドであり、通算3枚目となる本作でも、初っ端の「Xanadu」における超絶テクニックの応酬によるバンド・アンサンブルで、現代におけるパワー・トリオの最高峰であることを高らかに宣言している。同時にアルバム全体に貫かれているのは、高い歌唱力を持つRichieのハスキーで艶っぽいヴォーカルによるメロディを主体とした、あくまで楽曲ありきの作風である点ということは強調しておきたい。

井上 光一【ライター推薦】


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LORNA SHORE / 『Pain Remains』
GENRE:DEATHCORE, SYMPHONIC METAL, BLACKENED DEATH METAL

エクストリーム・メタルの未来――
シンフォニックなデスコア芸術を極めたLORNA SHOREが満を持して日本デビュー!

デスコアの枠内を越えて、エクストリーム・メタル・シーンにおいて現在最も注目を集めているニュージャージー州の5人組による、通算4枚目。本作をもって日本デビューとなる1枚でもある。10年以上のキャリアの中で磨き上げた、壮大なオーケストレーションと圧巻のブルータリティ、卓越した技術に裏打ちされた緻密なバンド・アンサンブルで魅せる、ドラマチックなサウンドは圧巻のひと言。驚異的なデス・ヴォイスの持ち主であるWill Ramosによる凄まじいパフォーマンスは、この手の音に慣れているリスナーであっても衝撃を受けることだろう。デスコア・バンドとしては異例のバイラル・ヒットを記録したEP『... And I Return To Nothingness』の3曲も収録されており、そちらも要チェックだ。

井上 光一【ライター推薦】


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PARAMORE / 『This Is Why』
GENRE:ROCK, POP

レトロ・ポップからロックンロール・リヴァイヴァルテイストのロックまで
多彩なPARAMOREで魅せる最新作が到着!

先行シングルとして公開されている「This Is Why」を聴いて、前作『After Laughter』に引き続き80'sを意識したレトロ・ポップな方向性なのかと思いきや。続く「The News」で一気に “さすがPARAMORE! ポップでかわいいだけなわけないよね!”と目が覚める。このエモーショナルでハイエナジーなHayley Williamsを私たちは待っていた! かと思えば、「C'est Comme Ca」のロックンロール・リヴァイヴァルのテイストもあるダンサブルなロックで、またも空気をガラリと変えてくる。自分流でやりたいことをやりつつも、時代の流れや空気を敏感に捉えながら、ファンの欲しいものを届けてくれる、それがPARAMOREらしさなのかもしれない。

山本 真由【ライター推薦】


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PIERCE THE VEIL / 『The Jaws Of Life』
GENRE:POST HARDCORE, ALTERNATIVE

PIERCE THE VEIL、シアトリカルな要素やドラマチックな展開と
幅広い音楽性を網羅した見事な新アルバムで完全復帰!

2000年半ば以降のポスト・ハードコア・シーンにおいて頭角を現し絶大な人気を誇るも、オリジナル・メンバーのドラマーによる不祥事があり、しばらく表立った動きがなかったPIERCE THE VEIL。本作は通算で5枚目となるアルバムで、先行で公開されたグランジ風の楽曲「Pass The Nirvana」に驚いた人もいるかもしれないが、本作で鳴らされている音は間違いなく“PIERCE THE VEIL”のものであり、彼ららしいシアトリカルな要素やドラマチックな楽曲展開、幅広い音楽性を網羅した見事な復帰作と断言しよう。個人的にはラスト曲「Fractures」で2002年生まれの若手SSW、Chloe Moriondoがゲスト参加していることにも注目してほしい。

井上 光一【ライター推薦】


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NEW FOUND GLORY / 『Make The Most Of It』
GENRE:POP PUNK

パンデミックやChad Gilbert(Gt)の闘病を乗り越えたバンドの希望を象徴する
温かで感動的なアコースティック・アルバム!

ここ数年は、パンデミックに加えメンバー Chad Gilbert(Gt)の癌という、つらい状況を経験してきたNEW FOUND GLORY。そんな彼らの新作は、新曲と人気楽曲のアーティスティック・バージョンで構成された、全曲アコースティック・アルバムとなった。人と人との絆が再確認された世界的な状況とともに、闘病とそれを乗り越え復活したバンドの希望を象徴するように、作品全体を占める温かい空気。前半の新曲は、Chadの闘病と回復の経過を描いた、アコースティックでありながら力強く、また優しさに満ち溢れた美しい7曲。そして、後半の既出曲のアーティスティック・バージョンは、コロナ禍を経た今だからこそ感慨深い、会場の空気感やファンの大合唱なども感動的なライヴ音源が用いられている。

山本 真由【ライター推薦】


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DREAM THEATER / 『Lost Not Forgotten Archives: Distance Over Time Demos (2018)』
GENRE:PROGRESSIVE METAL

公式ブートレグ第18弾は14thアルバム『Distance Over Time』デモ音源!
インストならではの重厚さが際立つ生々しい質感を堪能せよ!

2023年4月より単独ジャパン・ツアーの開催が決定したDREAM THEATER。彼らの公式ブートレグ第18弾は、2019年2月に発売された14thアルバム『Distance Over Time』のデモ音源だ。同作はInside Out Musicへの移籍第1弾にして、オーケストラを従えた2時間超えの前作『The Astonishing』とは打って変わって、心機一転のオーガニックなバンド・サウンドに立ち返った作品となったが、今回のインスト・デモ音源でも、その生々しい質感を堪能することができる。インストならではの重厚さが際立ったバンド・アンサンブルは、ぜひ完成版と聴き比べておきたいところ。アルバムの曲順とは異なり、実際に制作に取り掛かった順に収録されている点も注目だ。

菅谷 透【ライター推薦】


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【激ロック】
ラウドミュージックに特化したフリーマガジン、ポータルサイトの運営、そして国内外のバンドを招聘してのライブイベント、13年間続くROCK DJパーティーの企画、運営を行っている。さらには渋谷宇田川町に位置する「Music Bar ROCKAHOLIC」と同じく宇田川町にあるロックファッション・ショップ&通販サイト「GEKIROCK CLOTHING」の運営など、クロスメディアを超えたクロスカルチャー展開をシーンに仕掛けるラウドミュージック専門のクリエイティブ集団である。

http://gekirock.com/

タグ : PUNK/EMO ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)

掲載: 2023年02月22日 15:27