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ヴォーチェ四重奏団の新プロジェクト第2弾!『瞬間の詩法II』~ラヴェル:弦楽四重奏曲、マントヴァーニ:弦楽四重奏曲第5番、他


[Alpha Classics 公式チャンネルより]

ヴォーチェ四重奏団が豪華ゲストと共に紡ぐプロジェクト第2弾!

ヴォーチェ四重奏団のプロジェクト、「POÉTIQUES DE L'INSTANT」。ラヴェルあるいはドビュッシーによる弦楽四重奏のための名作を他の作品や新作と併せて並べ、一連の絵画のように関連付けたプログラムを構成する企画の第2弾が登場です。

ドビュッシーの弦楽四重奏曲をメインに据えた前作(ALPHA798)に続き、今回はラヴェルの弦楽四重奏曲を中心として、「序奏とアレグロ」とハープのエマニュエル・セイソンが編曲した「マ・メール・ロワ」でゲストと共演しています。
近代フランスに於いて多いとは言えない弦楽四重奏曲の作例の中でも、ドビュッシーと並んで傑作とされるラヴェルの作品は、新進作曲家としての地位を確立した27歳の頃に書かれ、循環形式の応用のほか、美しいメロディと変拍子やポリリズムを前向きな曲想の中に盛り込んだ、たいへんラヴェルらしもの。
またセイソンの編曲による「マ・メール・ロワ」は、鳥の鳴き声や銅鑼の模倣など、耳を惹く意外性も併せ持った美しい出来栄えとなっています。
新作は現代フランスの作曲家ブルーノ・マントヴァーニがヴォーチェ四重奏団のために書いた弦楽四重奏曲第5番。鋭いアクセントや半音階進行などを盛り込みトレモロを多用したフレーズが、4つの楽器に次々と伝播していくような構造を持っており、バラバラなようでいて楽器同士が忙しく会話をしているような統一感のあるたいへん興味深い作品です。

ジュリエット・ユレル、レミ・ドゥラングルといった豪華なゲストとヴォーチェ四重奏団は、これらの作品を活き活きと瑞々しく聴かせ、その魅力を十二分に表出しています。
(ナクソス・ジャパン)

【曲目】
モーリス・ラヴェル(1875-1937):
1-4. 弦楽四重奏曲
5-9. マ・メール・ロワ (エマニュエル・セイソン編曲 七重奏版)

ブルーノ・マントヴァーニ(1974-):
10. 弦楽四重奏曲 第5番 ※ 世界初録音

ラヴェル:
11. 序奏とアレグロ

【演奏】
ヴォーチェ四重奏団

ジュリエット・ユレル(フルート)…5-9、11
レミ・ドゥラングル(クラリネット)…5-9、11
エマニュエル・セイソン(ハープ)…5-9、11

【録音】
2021年4月…1-4/2021年12月…5-11
ポワチエ・テアトル・オーディトリアム(TAP)、フランス

収録時間: 65分


ヴォーチェ四重奏団

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2023年05月09日 00:00