ウルフ・ヴァリーン、トーマス・ホッペ、ほかによるアラン・ペッテション:協奏曲~ヴァイオリンと弦楽四重奏のための(SACDハイブリッド)
若きペッテションの室内楽曲集
交響曲で有名なスウェーデンの作曲家アラン・ペッテション(1911-1980)。交響曲は1950年代から書き始めましたが、ストックホルム王立音楽院の学生時代、またパリへの留学時代の作品は後期作品のイメージとは一線を画す作品を作曲していました。当アルバムには1934年から1949年にかけての室内楽曲、ピアノ独奏作品を収録しております。
1939年、留学先のパリから強制的に帰国したペッテションは、緩やかで叙情的なロマンツァを、3年後にはペッテション唯一のピアノ独奏曲である典雅で瞑想的なラメントを、そして1949年にはヴァイオリン独奏と弦楽四重奏のための協奏曲を書き上げています。ペッテッションの作品に魅了されたウルフ・ヴァリーンが現代の名手とペッテッションのもう一つの「顔」を聴かせてくれます。
(キングインターナショナル)
【収録内容】
アラン・ペッテション(1911-1980):
1.協奏曲~ヴァイオリンと弦楽四重奏のための(1949)
ウルフ・ヴァリーン(ヴァイオリン)
弦楽四重奏団[スーイエ・パク(第1ヴァイオリン)、ダニエル・ヴラシ・ルカヒ(第2ヴァイオリン)、ゲルマン・チャクロフ(ヴィオラ)、アレクサンダー・ウォルハイム(チェロ)]
2.2つの悲歌~ヴァイオリンとピアノための(1934)
3.アンダンテ・エスプレシーヴォ~ヴァイオリンとピアノのための(1938)
4.ロマンツァ~ヴァイオリンとピアノのための(1942)
ウルフ・ヴァリーン(ヴァイオリン)
トーマス・ホッペ(ピアノ)
5.ラメント~ピアノのための(1945)
トーマス・ホッペ(ピアノ)
6.4つの即興曲~弦楽三重奏のための(1936)
ウルフ・ヴァリーン(ヴァイオリン)
ゲルマン・チャクロフ(ヴィオラ)
アレクサンダー・ウォルハイム(チェロ)
【録音】
2022年9月5&6日[2,3,4]、2022年11月28日~12月2日[1,5,6]/聖ニコデモ教会、ノイケルン(ベルリン)
セッション録音
プロデューサー&サウンド・エンジニア:マルティン・ナゴルニ(Arcantus Musikproduktion)
エディティング&ミキシング:マルティン・ナゴルニ
エグゼクティヴ・プロデューサー:ロバート・サフ(BIS)、シュテファン・ラング(Deutschlandradio)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2023年06月02日 00:00