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Opera Rara オッフェンバック:喜歌劇“トレビゾンド姫” 珍しい3幕版を全曲セッション録音(2枚組)

オッフェンバック

ほとんど演奏されないオッフェンバックの喜歌劇『トレビゾンド姫』の3幕版全曲を、セッション録音!

オッフェンバックの喜歌劇『トレビゾンド姫』は、1869年7月31日にバーデン・バーデン劇場にて2幕版で初演され、同年12月7日にブフ・パリジャン劇場で改訂された3幕版で上演されました。1869年はオッフェンバックにとって非常に成功した年でした。彼の3幕のオペラ・コミック『ヴェル=ヴェル』は、3月10日にパリ・オペラ・コミックで初演され、これに続いて、2週間も経たないうちに、3月22日にブフ・パリジャンで喜歌劇『歌姫』の初演が行われました。7月31日には作曲者の指揮のもと、バーデン・バーデンで『トレビゾンド姫』が初演。同年12月7日に『トレビゾンド姫』の3幕改訂版がブフ・パリジャンで初演され、続いて10日にはパリのヴァリエテ座で3幕の喜歌劇『盗賊』の世界初演が行われ、その翌日にはブッフ・パリジャンで『薔薇のロマンス』の初演が行われました。『トレビゾンド姫』は大成功を収め、1871年、1875年、1876年にもブフ・パリジャン劇場で再演され、1870年にはロンドン、ブリュッセルでも、さらにニューヨークやベルリンでも上演されました。1966年にヴァルター・ゴルトシュミットがウィーン音楽週間で再演し、2幕版は近年上演されるようになってきましたが、オペラ・ララ財団は様々な楽譜から3幕版を研究・校訂を行い、新鋭歌手らを起用しセッション録音を行い、表現豊かな喜歌劇の再現に成功しています。
(ワーナーミュージック・ジャパン)

【曲目】
オッフェンバック:喜歌劇「トレビゾンド姫」
(1869年12月7日パリ3幕版;フランス語歌唱)

【演奏】
アンヌ=カトリーヌ・ジレ(ソプラノ:Zanetta)
ヴィルジニー・ヴェレーズ(メゾ・ソプラノ:Prince Raphael)
クリストフ・ゲイ(バリトン:Cabriolo)
アントワネット・ダンネフェルド(メゾ・ソプラノ:Regina)
ジョシュ・ロヴェル(テノール:Prince Casimir)
カティア・ルドゥー(メゾ・ソプラノ:Paola)
クリストフ・モルターニュ(テノール:Tremolini)
ロイク・フェリックス(テノール:Sparadrap / Director of the lottery)
オペラ・ララ合唱団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ポール・ダニエル(指揮)

【録音】
2022年9月、ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール(セッション録音)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2023年07月21日 12:00