世界初録音!フィリップ・ジャルスキーによる『忘れられたアリア集』
※ワーナーミュージック・ジャパン取り扱い輸入盤のみ、日本語解説書付き。
日本語解説書には、オペラ研究家 岸純信 氏による書き下ろし解説、フィリップ・ジャルスキーによる解説の日本語訳、歌詞訳付き
カウンターテナーのフィリップ・ジャルスキーによる、偉大な台本作家ピエトロ・メタスタージオによるバロック後期作曲家のオペラからの忘れられたアリア集
カウンターテナーのフィリップ・ジャルスキーのアルバム『忘れられたアリア』では、バロック後期の作曲家と、この時代の偉大な台本作家ピエトロ・メタスタージオに敬意を表しています。アルバムに収録されている 10 曲のアリアはすべて、1748年から1770年にかけて9人の作曲家によって書かれ、世界初録音となっています。
メタスタージオは、その長い人生の中で(1698年にローマで生まれ、1782年にウィーンで亡くなった)、他の多数の声楽作品のテキストとともに、英雄的でそして深刻な内容のなどの台本を28冊ほど書きました。台本は複数の作曲家 (ヴィヴァルディ、ヘンデル、グルック、モーツァルトなど) によって作成され、その結果、何百ものオペラが生まれました。そしてこれらのオペラは後のモーツァルトをはじめとした作曲家へ多大な影響を与えました。
このアルバムでは、2015年に設立されたオーケストラ「コンセール・ド・ラ・ローグ」の指揮を執るジュリアン・ショーヴァンに指揮を委ねています。
『私がまだ深く探求していない時代である後期バロックに焦点を当て、メタスタージオによるテキストによる壮大なアリアに焦点を当てました…オリンピアーデやアルタセルセのような彼の「音楽のためのドラマ」のいくつかは、90人以上の異なる作曲家によって使用され、自分自身を証明し、独創性によって前任者より目立ちたい人にとっての通過儀礼だったのです』と、ジャルスキーは語っています。
※ワーナーミュージック・ジャパン取り扱い輸入盤のみ、日本語解説書付き。
日本語解説書には、オペラ研究家 岸純信 氏による書き下ろし解説、フィリップ・ジャルスキーによる解説の日本語訳、歌詞訳付き
(ワーナーミュージック)
【曲目】
アンドレア・ベルナスコーニ
Andrea Bernasconi (c.1706-1784):
歌劇『オリンピアーデ』より
1) Act II, Scene 5: “Siam navi all’onde algenti” (Aminta)
クリストフ・ヴィリバルト・グルック
Christoph Willibald Gluck (1728-1800):
歌劇『羊飼の王様』より
2) Act III, Scene 6: “Sol può dir come si trova” (Agenore)
ニコロ・ピッチンニ
Niccolò Piccinni (1728-1800):
歌劇『ウティカのカトーネ』より
3) Act I, Scene 3: “Che giurai? Che promisi?”…
4) “Che legge spietata” (Arbace)
ジョヴァンニ・バッティスタ・フェッランディーニ
Giovanni Battista Ferrandini (c.1710-1791):
歌劇『ウティカのカトーネ』より
No.11 in 24 Arias (D-Dl Mus.3037-I-6) Vol.2
5) “Gelido in ogni vena”
トマゾ・トラエッタ
Tommaso Traetta (1727-1779):
歌劇『オリンピアーデ』より
6) Act II, Scene 12: “Dove son? Che m’avenne?”…
7) “Gemo in un punto, e fremo” (Licida)
ミケランジェロ・ヴァレンティーニ
Michelangelo Valentini (1720-1768):
歌劇『皇帝ティートの慈悲』より
8) Act II, Scene 15: “Se mai senti spirarti sul volto” (Sesto)
ヨハン・アドルフ・ハッセ
Johann Adolph Hasse (1690-1783):
歌劇『デモフォーンテ』より
シンフォニア 9) I. Allegro 10) II. Andantino 11) III. Presto
12) Act I, Scene 4: “Ma che vi fece, o stelle”…
13) “Sperai vicino il lido” (Timante)
14) Act III, Scene 5: “Misero pargoletto” (Timante)
ヨハン・クリスティアン・バッハ
Johann Christian Bach (1735-1782):
歌劇『アルタセルセ』より
15) Act II, Scene 6: “Per quel paterno amplesso” (Arbace)
ニコロ・ヨンメッリ
Niccolò Jommelli (1714-1774):
歌劇『アルタセルセ』より
16) Act I, Scene 2: “Fra cento affanni” (Arbace)
【演奏】
フィリップ・ジャルスキー (カウンターテナー)
コンセール・ド・ラ・ローグ
ジュリアン・ショーヴァン(指揮、ヴァイオリン)
【録音】
2022年11月29-30日、12月2, 5-6日、パリ、ノートルダム・デュ・リバン教会
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2023年09月01日 12:00