アンドレ・シュエン/シューベルト:歌曲集『冬の旅』~大好評を博した『美しき水車小屋の娘』『白鳥の歌』に続くシューベルト三大歌曲集の完結盤
大好評を博した『美しき水車小屋の娘』『白鳥の歌』に続くシューベルト三大歌曲集の完結盤
ドイツ・リートを得意とするイタリア生まれのバリトン歌手、アンドレ・シュエンは2021年のドイツ・グラモフォンへのデビュー・アルバム、シューベルトの『美しき水車小屋の娘』で大好評を博し、その後2022年にシューベルトの最後の歌曲集となった『白鳥の歌』をリリースしました。
今回はその第3弾のアルバム『冬の旅』。作曲家の内省的な24曲からなるこの歌曲集を思慮深く感動的な演奏で仕上げ、シューベルトの三大歌曲集を完結させました。ピアノ伴奏は前作と同じくドイツのダニエル・ハイデです。
シュエンにとって中でも『冬の旅』は特別な意味を持っています。「ドイツ・リートについて話す時、私が最初に思い浮かぶ作品がそれだと言うと、きっとほとんどの人が同意するでしょう。この作品の始まりにいつも感じる感覚は最後まで消えることがないのです。私は一瞬のうちにこの歌曲集を体験し、旅で起こりうる驚くことや予期しないことのすべてに準備をしています」(アンドレ・シュエン)。
アルバム『白鳥の歌』は2023年のドイツのクラシック音楽界で最も権威のある賞の一つ「オーパス・クラシック」賞のソロ・ヴォーカル部門で受賞しました。
アンドレ・シュエンとダニエル・ハイデの演奏は近く公開予定の画期的なアニメ映画『A Winter’s Journey』のサウンドトラックにもなります。
「これはこの若い二人のアーティストから得られる何という共感だろう」――『BBCミュージック・マガジン』誌(歌曲集『白鳥の歌』について)
(ユニバーサルミュージック)
【曲目】
シューベルト:歌曲集『冬の旅』Op.89 D911
1) 第1曲:おやすみ
2) 第2曲:風見
3) 第3曲:凍った涙
4) 第4曲:氷結
5) 第5曲:菩提樹
6) 第6曲:雪どけの水流
7) 第7曲:川の上で
8) 第8曲:かえりみ
9) 第9曲:鬼火
10) 第10曲:休息
11) 第11曲:春の夢
12) 第12曲:孤独
13) 第13曲:郵便馬車
14) 第14曲:白い頭
15) 第15曲:鴉
16) 第16曲:最後の希望
17) 第17曲:村にて
18) 第18曲:嵐の朝
19) 第19曲:幻
20) 第20曲:道しるべ
21) 第21曲:宿屋
22) 第22曲:勇気を!
23) 第23曲:幻日
24) 第24曲:ライアー回し
【演奏】
アンドレ・シュエン(バリトン)
ダニエル・ハイデ(ピアノ)
【録音】
2019年12月6-9日、オーストリア、ホーエンエムス、マルクス・ジッティクス・ザール
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2024年04月05日 00:00