ブラック・ダイク・バンド&ジョン・ウィルソン!『ブリス:ブラスバンドのための作品集』(SACDハイブリッド)
ブラック・ダイク・バンド&ジョン・ウィルソン!ブリティッシュ・ブラスによるブリリアントなブリス!
イギリスの作曲家アーサー・ブリスは、第二次世界大戦中にBBCの音楽監督を務め、大戦後には3つの放送局で音楽番組を担当、1953年にはアーノルド・バックスの後任の「Master of the Queen's Music 国王の音楽師範」に就任しました。
本アルバムには、ブラスバンド(金管バンド)のレパートリーにおける重要な2作品、1936年の全英ブラスバンド選手権の課題曲「ケニルワース」と1962年の「ベルモント変奏曲」を中心に収録。また別の作曲家がブラス用に編曲した「チェックメイト」のバレエからの「4つの舞曲」や、映画『来るべき世界』からの組曲の他、ロバート・チャイルズとマイケル・ハルステンソンによるこのアルバムのための新たな編曲作品も含まれています。これらの編曲作品は民謡に根差した英国音楽の伝統を重んじつつも、新古典派の作風やジャズまでをも採り入れたブリスの野心的な作風を忠実に反映しています。
ブラック・ダイク・バンドは、1855年からの長い歴史を持ち、350以上の録音を制作して数多くのコンクールで優勝した、世界で最も成功したブラスバンドの一つです。2023年にはシンフォニア・オヴ・ロンドンで名録音を連発している指揮者ジョン・ウィルソンを名誉総裁に迎えました。ブラック・ダイク・バンドの持ち味である高度なアンサンブルと華麗さの中に深みを感じさせるブリティッシュ・ブラスのサウンド、シンフォニー・オーケストラでの経験で練り上げられたジョン・ウィルソンの格調高い音楽づくり、シンフォニア・オヴ・ロンドンの名録音で名高いブライアン・ピジョンとラルフ・カズンズの収録とあって、新次元のブラス・サウンドが期待できます。高度なアンサンブルを生かした華麗な音色を高音質録音で捉えたSACDハイブリッド盤での発売です。
(ナクソス・ジャパン)
【曲目】
アーサー・ブリス(1891-1975):ブラスバンドのための作品集
1. 行進曲「ようこそ女王陛下」 F9(1954) (マイケル・ハルステンソンによるブラスバンド編 2023)*
2-4. ケニルワース F13(1936) - ブラスのための組曲
5-9. バレエ音楽『アダム・ゼロ』 F1(1946) – 組曲 (ロバート・チャイルズによるブラスバンド編 2023)*
10-13. 映画音楽『来るべき世界』 - 組曲 (フィリップ・リトルモアによるブラスバンド編 2016)*
14-21. ベルモント変奏曲 F10(1962)(フランク・ライト編)
22-26. 『英国王室』 - テレビ・ドキュメンタリーのための音楽(1966) (マイケル・ハルステンソンによるブラスバンド編 2023)
27-30. バレエ音楽『チェック・メイト』 - 4つの舞曲(1937) (エリック・ボールによるブラスバンド編 1978)
*…編曲版世界初録音
【演奏】
ブラック・ダイク・バンド
ジョン・ウィルソン(指揮)
【録音】
2024年3月16-17日Dewsbury Town Hall, Dewsbury(UK)
カテゴリ : ニューリリース | タグ : 高音質(クラシック) SACDハイブリッド(クラシック)
掲載: 2024年08月15日 00:00