昭和100年を迎えた今だからこそ!芸能人にもファンが多い昭和の歌姫・中森明菜のすごさを振り返る
2010年に芸能活動を休止した昭和の歌姫・中森明菜だが、2022年に復帰宣言をしたあと、徐々に本格始動に向けて動き出しているようだ。2023年10月に開設された公式YouTubeは、2025年1月現在で登録者数86万人を突破。活動休止から15年が経っても、今なお圧倒的な支持を受けていることを物語っている。
●楽曲リクエスト数が1万件を超えるほどの大反響が話題に
2024年12月15日の「中森明菜のオールタイムリクエスト」で、復帰後初めてとなるラジオパーソナリティを務めた中森明菜。なんと楽曲リクエスト数が1万件を超えるほどの大反響を巻き起こした。番組内では、ここ2年ほどで携帯を持ち始めたものの使いこなせていないこと、「ツイッターってなんですか?」など、昭和の歌姫っぷりも話題となっている。
最近の若い人はあまり知らないかもしれないが、中森明菜といえば1985・86年に「日本レコード大賞」を2連覇した記録を持つ。これは細川たかしに次いで史上2人目の快挙。
中森明菜のファンであることを公言する芸能人は多く、榮倉奈々は2022年の「バナナサンド」で『DESIRE -情熱-』を振り付きで熱唱し「大好きなんです!」と熱く語っていた。篠原涼子は昨年の「ミュージックジェネレーション」で、中森明菜に憧れて芸能界に入ったことを明かしている。他にも三谷幸喜やマツコ・デラックス、ナインティナインの岡村隆史などもファンであることをかつて公言していた。
令和になった今でも、なぜ中森明菜はそこまで多くの人に愛されているのか?彼女の魅力について、楽曲から振り返るのがスージー鈴木の著書「中森明菜の音楽1982-1991」だ。本書では中森明菜がデビューから活動休止に至るまでに数多く発表している楽曲を、ひとつひとつ丁寧に深堀りしている。
これまで積極的に中森明菜の楽曲を聴いてこなかったため、仕事を受けるに当たって全曲を聴いてみたというスージー鈴木。その上で、中森明菜の歌唱やパフォーマンスに感服した様子が伝わってくる。たとえばレコード大賞2連覇の『DESIRE -情熱-』。これまでに歌ってきた中森明菜の全シングル曲だけでなく、昭和50年代の総括感さえ漂う名曲とまで熱く語っている。
昭和から令和に時代が変化した今でも、多くの人を魅了し続ける中森明菜の音楽。その伝説と魅力を、「中森明菜の音楽1982-1991」で改めて振り返ってみてはいかがだろうか。2025年は昭和100年ということもあり、昭和の歌姫・中森明菜の飛躍を期待したい。
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掲載: 2025年01月08日 11:50