ヴァシェジ&ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団 『シャルル・シルヴェ:歌劇《眠りの森の美女》』 2CD+BOOK 2026年4月23日発売
掲載: 2026年03月26日 15:00

知られざる傑作オペラが垣間見せる、フランス近代音楽のもう一つの顔
2CD+BOOK
■作品詳細
シャルル・シルヴェはデュカスやサティ、ルーセルらと同世代のフランス人作曲家で、そのオペラ《眠りの森の美女》はドビュッシー《ペレアスとメリザンド》と同じく1902年に初演されました。
シルヴェはロシアの行商人の子としてパリで生まれ、T.デュボワとマスネの門下で研鑽を重ねたのち、ずば抜けた音楽の才能に賭けローマ賞に応募するためフランスに帰化、1891年にカンタータ《L’Interdit 禁忌》で大賞を勝ち取りました。1900年にはボルドーとパリで人気を得たコロラトゥーラ・ソプラノ歌手ジョルジェット・ブレジャンと結婚。彼女を主役に想定し「眠りの森の美女」の物語をオペラ化してマルセイユ歌劇場で初演にこぎつけますが、主役にぴたりと合った妻の声をはじめ絶賛が寄せられた成功もつかの間、パリで上演される前に開戦した第一次大戦と共に、この傑作は忘却の淵に沈んでしまいました。
ロマン派フランス音楽センターPalazzetto Bru Zaneの研究チームが復権の機会を伺っていたこの幻の名品を、近年ラロ《イスの王様》やマスネ《ウェルテル》バリトン版などの全曲録音を成功させてきたハンガリーの指揮者、ジェルジ・ヴァシェジが精緻な指揮で解釈。
ドビュッシーやポスト=フランク世代が先進的作風を模索していた頃、マスネの系譜をひくフランス流の美質と丁寧な詩句の音楽化を徹底させたシルヴェの手堅い書法が、いかに舞台音楽向きで効果的であったかを伝えてくれます。Bru Zaneレーベルの常でブックレットも写真・記事満載(仏・英語)。
(ナクソス・ジャパン)
■収録曲
シャルル・シルヴェ(1868-1949):歌劇《眠りの森の美女》
(全4幕/1902年マルセイユにて初演 世界初録音)
台本: ミシェル・カレ(1821-1872)&ポール・コラン(1843-1915)
【演奏】
オロール、女王…ギレーヌ・ジラール(ソプラノ)
王子、さすらいの騎士…ジュリアン・ドラン(テノール)
妖精ユルジェル、ギュデュル夫人…ケイト・オールドリッチ(メゾ・ソプラノ)
王様…トマ・ドリエ(バリトン)
バルナベ…マチュー・レクロアール(バリトン)
ジャコット、小姓、妖精プリムヴェル…クレマンス・ティルカン(ソプラノ)
エロワ、執事長、貴紳…アドリアン・フルネゾン(バス)
ハンガリー国立合唱団
ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団
ジェルジ・ヴァシェジ(指揮)
【録音】
2025年1月7-9日
ブダペスト芸術宮殿ベラ・バルトーク国立コンサート・ホール
収録時間: 128分
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