Sepultura(セパルトゥラ)『ザ・クラウド・オブ・アンノウイング』バンドを定義してきたあらゆる要素が詰め込まれた最後のEP
掲載: 2026年06月01日 17:50

バンドが持っていた激しさ、知性、怒り、悲しみ、そして創造性、そのすべてが映し出された作品!
Sepulturaが残した音楽と精神は、これから先も決して消えることはない。
国内盤CD
輸入盤LP+CD<Red Vinyl>
■作品詳細
ブラジルのみならず、世界のヘヴィ・メタル史において最重要バンドの1つと言えるSepultura(セパルトゥラ)。その歴史は84年にまでさかのぼる。初期はVenom、Celtic Frost、Hellhammerといったヨーロッパのエクストリーム・メタルから強い影響を受けた荒々しいデス/ブラック・メタル的サウンドを展開。85年のEP『Bestial Devastation』、続く86年のデビュー・アルバム『Morbid Visions』により、アンダーグラウンド・シーンで大きな注目を集めた。87年の『Schizophrenia』でサウンドの完成度を高めると、89年の『Beneath The Remains』でついに世界的ブレイク。さらに91年の『Arise』ではスラッシュ・メタルの攻撃性とデス・メタル的ヘヴィネスを融合したスタイルを完成させ、世界的な人気を決定づける。93年の『Chaos A.D.』で、グルーヴ感を強調した重厚なサウンドへとシフト。続く96年の『Roots』では、ブラジル先住民族音楽やパーカッションを大胆に導入。Kornらにも影響を与えたこの作品は、後のニューメタル・ムーヴメントにも多大な影響を及ぼし、Sepulturaの代表作として今日も語り継がれている。
97年にはフロントマンのマックス・カヴァレラが脱退。バンド存続すら危ぶまれたが、デリック・グリーンを新ヴォーカリストに迎え、新生セパルトゥラとして再始動を果たす。以降、『Against』(1998)、『Nation』(2001)、『Roorback』(2003)、『Dante XXI』(2006)、『A-Lex』(2009)、『Kairos』(2011)、『Machine Messiah』(2017)、『Quadra』(2020)など、常に変化と実験精神を失わない作品を発表し続けてきた彼ら。メンバー交代を経ながらも、Sepulturaは決して過去の遺産だけに頼ることなく、時代ごとに新たなサウンドを追求してきたのである。
この度、そんな彼らによる最後の作品、『The Cloud Of Unknowing』EPが、ここ日本でも登場する運びとなった。全4曲から成る本作は、EPながらその内容は非常に濃密。彼らの40年超の歴史を凝縮したかのような仕上がりとなっている。猛烈なアグレッション、重厚なグルーヴ、実験精神、そして深い精神性。セパルトゥラというバンドを定義してきたあらゆる要素が、この作品には詰め込まれているのだ。Sepulturaというバンドが持っていた激しさ、知性、怒り、悲しみ、そして創造性、そのすべてが映し出されている。
84年から始まったブラジルの若者たちによる反逆は、やがて世界中のメタル・シーンを変革する巨大な存在となった。そして今、その物語は終わりを迎えようとしている。しかし、Sepulturaが残した音楽と精神は、これから先も決して消えることはない。メタル好きならば、本EPを聴かない手はない。
【メンバー】
アンドレアス・キッサー (ギター)
デリック・グリーン (ヴォーカル)
パウロ Jr. (ベース)
グレイソン・ネクルートマン (ドラムス)
■収録曲
1.All Souls Rising
2.Beyond the Dream
3.Sacred Books
4.The Place
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