ユリアンナ・アヴデーエワ 『Metanoia メタノイア ~リスト作品集』 2026年8月中旬発売
掲載: 2026年06月09日 18:00

ヴィルトゥオーゾの先へと劇的な変貌を遂げた音楽家リスト
その神髄に迫るアヴデーエワの圧倒的演奏!
名曲「ロ短調ソナタ」と後期の深遠な作品群を一挙に堪能
日本語解説付・国内限定仕様
輸入盤・日本語帯解説付CD
■作品詳細
国際的に高い評価を受けるピアニスト、ユリアンナ・アヴデーエワによるリスト作品集。晩年の作品を深く掘り下げ、ヴィルトゥオーゾの先へと劇的な変貌を遂げた音楽家・リストの神髄に果敢に迫ります。
アルバム冒頭は収録作品の中で比較的作曲時期の早い「ロ短調ソナタ」。単一楽章にして並外れた劇的・哲学的スケールを備えた楽曲で、対照的な主題が現れては衝突し、変容しながら、暗闇から超越へと至る長い旅が描かれます。ピアノ文学史上最も重要な作品の一つであり、演奏効果と音楽的内容が渾然一体となった名曲。
そしてリストは後期に入ると、従来の音楽語法や形式からの決定的な決別を示し、大胆な和声実験、凝縮された構造、際立って不協和的な響きによって20世紀モダニズムへの扉を開きます。従来の旋律展開を削ぎ落としたこれらの短くも濃密な作品は、信仰、死、そして人間のあり方といった主題に触れる、根源的かつ哲学的な問いを体現しています。作曲当時は抵抗をもって迎えられたものの、後にバルトーク、スクリャービン、ドビュッシー、ラヴェルといった作曲家たちに大きな影響を与えることとなりました。このアルバムでは「無調のバガテル」「灰色の雲」「凶星!」などの作品から、時代に先んじた強烈で
繊細な感性が感じられるでしょう。ワーグナーの死を悼んで作曲した「R.W. - ヴェネツィア」も収録。
アヴデーエワにとってリストの音楽は単なる技巧ではなく、光と闇、信仰と疑念、生と死といった人間経験の最奥に迫る実存的探究の道。その演奏は音楽の思想と表現の可能性を絶えず拡張し続けた作曲家の真の姿を明らかにします。
録音に使用された「スタインウェイCD-18」はホロヴィッツが個人的に使用していた名器であり、1956年にイストミンがオーマンディ、フィラデルフィア管と共にラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を録音したピアノでもあります。
(PENTATONE)
■収録曲
フランツ・リスト(1811-1886):
(1-4) ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178
(5) 悲しみのゴンドラII S.200/2
(6) 無調のバガテル S.216a
(7) 灰色の雲 S.199
(8) 死のチャールダーシュ S.224
(9) R.W. - ヴェネツィア S.201
(10) ハンガリー狂詩曲 第17番 ニ短調 S.244/17
(11) 凶星! S.208
(12)「2つの伝説」より 第2曲「波の上を渡るパオラの聖フランチェスコ」 S.175/2
【演奏】
ユリアンナ・アヴデーエワ(ピアノ:Steinway CD-18)
【録音】
2024年2月 モンタナ州フィッシュテイル、ティペット・ライズ・アート・センター
収録時間:68分39秒
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