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Boy Harsher(ボーイ・ハーシャー)『Get Mean』独自の音世界で注目を集めるアメリカのダークウェーヴ・デュオによる最新作

掲載: 2026年07月31日 17:03

Boy Harsher(ボーイ・ハーシャー)『Get Mean』独自の音世界で注目を集めるアメリカのダークウェーヴ・デュオによる最新作

ニュー・オーダー好きは大注目!
アンダーグラウンドのエレクトロニック・シーンにおける中心的存在、ボーイ・ハーシャーが放つ最新作!

 

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■作品詳細

脈打つインダストリアル・テクノと幻想的で告白的なストーリーテリングを融合させ、ダークでダンサブルなミニマル・シンセ・サウンドへと昇華させた独自の音世界で注目を集めるアメリカのダークウェーヴ・デュオ、BOY HARSHER(ボーイ・ハーシャー)。ヴォーカリストのジェイ・マシューズとプロデューサーのオーガスタス・ミュラーからなるこのデュオは2013年の結成以来、彼らは世界中でツアーを行い、自らのレーベルであるNude ClubやDKA Recordsから『YR BODY IS NOTHING』(2016年)や『CAREFUL』(2019年)といった高い評価を得た作品をリリースしながら、アンダーグラウンドのエレクトロニック・シーンにおける中心的存在となっている。

その彼らがアトランティック・レコーズから新たなるアルバム『GET MEAN』をリリースすることを発表した。本作は、愛、喪失、そして生存についての瞑想を表現した作品になるという。そしてアルバム全体を通して、ボーイ・ハーシャーの二人は悲しみと失意に正面から向き合い、喪失を乗り越え、再生への道を見出す困難なプロセスを辿っている。その根底において、『GET MEAN』は救済のアルバムである――人生で最も痛ましい章の一つと、その先に見出される強さの記録となっているのだ。

高い評価を受けるリリースを重ね、野心的なコラボレーションやジャンルを超えた実験を推し進め、満員の観客を前にした大規模な世界ツアーを成功させてきた数年を経て、2024年初頭、ボーイ・ハーシャーは自らの存在を揺るがす最大の試練に直面した。メンバー同士のパートナー関係の解消である。個人的な混乱、家族の喪失、そしてスランプの時期の直後に訪れた破局の余波により、バンドの未来は不確実性に包まれ、新しい音楽を生み出すことなど到底不可能に思えた。マシューズが旅に出て——西テキサス、太平洋西北部、サウスフロリダ、そしてその中間や境界の至る場所、果ては地図にない場所に広がる空の下で、変化する自らのアイデンティティを探索し、孤独を見つめ直してはじめて——根無し草のような生活から生まれ、一見解き明かせそうにない問いに縛られたボーイ・ハーシャーの新作制作が本格的に始まった。親密さの中で鍛え上げられ、暗くうっとりさせるようなエレクトロニクスの音の質感に包まれ、ロマンチックな感情の複雑で矛盾に満ちた深層を追求することに捧げられてきたバンドが崩壊した時、何が起こるのか? 悲しみがすべてを奪い去った後には、何が残るのか? ボーイ・ハーシャーほど唯一無二のバンドにとって、失恋アルバム(ブレイクアップ・アルバム)とはどのような姿をしているのだろうか?

その結実が『GET MEAN』だ。煌びやかなエッジと倦怠を帯びた官能性、ダイヤモンドのように高密度なインストゥルメンタルと蒸気のようなヴォーカルが織りなす12曲。それはミュラーとマシューズにしか生み出し得ない、痛み、混乱、そして救済の記録である。しかし、これまでのボーイ・ハーシャーの作品が、クラシックなシンセの質感や生々しく告白的な歌詞という二人の嗜好に依拠し、暗闇と逸脱に満ちた独自のサウンドを構築していたのに対し、『GET MEAN』は音のパレットに数多くの新たな色彩をもたらしている。先行シングル「Jeans」は、自己実現や成功といった伝統的かつアメリカーナ化されたテーマを皮肉たっぷりに狙い撃ちにし、「プラウド・メアリー(Proud Mary)」やブラット・パックの記号を、ギグワークによる疎外感と国家の衰退の時代に合わせてアップデートしている。また続けてリリースされた「Hard Beat」のミュージック・ビデオは、撮影監督のオーウェン・スミス=クラークとともにボーイ・ハーシャー自身が監督を務め、ヘルムート・ニュートンの1995年の作品「High and Mighty」やグレッグ・アラキ監督映画のクィア・パンクから影響を受けつつ、監視、逸脱、トラウマというテーマを追求している。

柔らかくチューニングをずらしたパッドやノイジーにうねるリードからペダル・スチールのピッチベンドまで、生意気でパーカッシブな身内ネタから飾り気のない携帯電話のボイスメモまで、バンドのサウンドを長年支えてきた疾走感あるコールドウェーブのビートから、ニュー・ロマンティックなギターの質感や気取った生意気なポップの展開まで。ボーイ・ハーシャーの最新作『GET MEAN』は、手元にある楽器の数々を完全に掌握し、成熟しながらも貪欲さを失わない美意識を備えたバンドによる、新たな決意表明である。

 

■収録曲

01. Ronny
02. Jeans
03. Break Me
04. Tough Luck (When You Don’t Call)
05. Faulty
06. Coming Home
07. Hard Beat
08. Ice Pick (Walk Away)
09. Ivy’s Spiral
10. Pray 4 Me
11. Falling~
12. Bleed

 

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