スタジオの奥から表舞台へ……――(2)
MORE THAN A GAME 『Soundtrack』 Interscope(2009)
アッシャーのスマッシュ“Lil Freak”を書いたのは〈ネクスト・ケリ・ヒルソン〉を嘱望されているエスター・ディーン! 本サントラ収録の“Drop It Low”が満を持してのシンガー・デビュー曲となるものの、裏方としての多忙さゆえに自作はもう少し先になりそう? *出嶌
IN THE MIX 『Soundtrack』 US/J(2005)
アッシャーに欠かせないライターで、新作でも“Hey Daddy(Daddy's Home)”を書いているリコ・ラヴは、ビヨンセも手掛ける名裏方。ただ、以前はラッパーとしてアッシャー主宰のUSと契約し、このサントラでも活躍していた。アーティスト志向を貫き、望み通りに浮上できるか。*出嶌
JUSTIN BIEBER 『My Worlds』 Raymond Braun/School Boy/Island(2010)
アッシャーの後見するビーバー君。世界的にヒット中の“Baby”はドリーム夫妻のペンによるもので、他にもナイジェリア出身のダポ・トリミロ、NKOTBに見い出されたナスリ&アダム・メッシンジャーなどアーバン界を闊歩する才能がズラリ。*出嶌
LATIF 『Love Is Love』 Manhattan/LEXINGTON(2010)
2003年のデビュー作(無名時代のショーン・ギャレットやライアン・レズリーが参加していた!)のほうが先だが、その後ミュージック・ソウルチャイルド“Teachme”などでライター仕事を残してきたフィリーの若武者。スターゲイトらと絡んだ2作目も秀逸だ。*池谷
LIL' EDDIE 『City Of My Heart』 Manhattan/LEXINGTON(2009)
カール・トーマス“She Is”などバッド・ボーイ関連曲を中心にクレジットが見られ、マリオ・ワイナンズやディディに指南を受けたというNY出身の26歳。15歳からソングライター活動している彼のデビュー作には似ーヨな美メロが詰め込まれている。*池谷
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カテゴリ : インタビューファイル
掲載: 2010年06月08日 21:00
更新: 2010年06月08日 21:13
ソース: bounce 320号 (2010年4月25日発行)
ディスクガイド/池谷昌之、出嶌孝次