INTERVIEW(3)――何を並べたら楽しいか
何を並べたら楽しいか
――カップリングの“ビーサイド”についても訊きたいんですけれども。これもアルバムに入る曲なんですよね。センティメンタルな感覚もあり、骨太な音でもある曲だと思うんですけれども。これはどういうところからできていった曲なんでしょうか?
沙田「これは2年前に作った曲なんです」
藤咲佑(ベース)「大学1年の頃ですね」
沙田「この曲は、まずドラムのフレーズがあったんです。リズムが最初にあった。こういうリズムで、どんどん展開していくという。二つのコードで収まってるんですけど、シンプルな感じとサビの勢いがあって。結構ガーッと作ったんで、構成もあんまり悩まなかったですね。みんなも結構感覚的に弾いてたし。ギター・ソロは間奏が二つあって、その色付けをする作業がおもしろかった気がします」
――“ランデブー”はどうでしょう? この3曲のなかでは違ったテイストだと思うんですけれども、こういうのも大事な側面ですよね。これはいつぐらいに出来た曲?
沙田「これも2年前です(笑)」
蒼山「30分くらいで出来た曲(笑)」
沙田「すぐに出来て、歌詞ももう歌ってました」
――この曲の歌詞には、ファンタジーの世界というか、現実には存在しないイメージをさくっと引き寄せてくる感じがある。これは得意技なんじゃないですか?
蒼山「得意です(笑)。こういうタイプの曲は書いてて楽しいし、すぐに出来ますね。何を並べたら楽しいかとか、ちょっとシュールな感じというか。“ランデブー”は、もともとノートに冒頭のところが書いてあったんで、すぐに歌えたんです」
――ちなみに、いまでもノートにメモしてたりするんですか?
蒼山「歌詞ノートはいつも持ち歩いていて、そこに思い付いたことは書いてますね」
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