インタビュー

INTERVIEW(3)――何を並べたら楽しいか

 

何を並べたら楽しいか

 

ねごと_A

 

――カップリングの“ビーサイド”についても訊きたいんですけれども。これもアルバムに入る曲なんですよね。センティメンタルな感覚もあり、骨太な音でもある曲だと思うんですけれども。これはどういうところからできていった曲なんでしょうか?

沙田「これは2年前に作った曲なんです」

藤咲佑(ベース)「大学1年の頃ですね」

沙田「この曲は、まずドラムのフレーズがあったんです。リズムが最初にあった。こういうリズムで、どんどん展開していくという。二つのコードで収まってるんですけど、シンプルな感じとサビの勢いがあって。結構ガーッと作ったんで、構成もあんまり悩まなかったですね。みんなも結構感覚的に弾いてたし。ギター・ソロは間奏が二つあって、その色付けをする作業がおもしろかった気がします」

――“ランデブー”はどうでしょう? この3曲のなかでは違ったテイストだと思うんですけれども、こういうのも大事な側面ですよね。これはいつぐらいに出来た曲?

沙田「これも2年前です(笑)」

蒼山「30分くらいで出来た曲(笑)」

沙田「すぐに出来て、歌詞ももう歌ってました」

――この曲の歌詞には、ファンタジーの世界というか、現実には存在しないイメージをさくっと引き寄せてくる感じがある。これは得意技なんじゃないですか?

蒼山「得意です(笑)。こういうタイプの曲は書いてて楽しいし、すぐに出来ますね。何を並べたら楽しいかとか、ちょっとシュールな感じというか。“ランデブー”は、もともとノートに冒頭のところが書いてあったんで、すぐに歌えたんです」

――ちなみに、いまでもノートにメモしてたりするんですか?

蒼山「歌詞ノートはいつも持ち歩いていて、そこに思い付いたことは書いてますね」

 

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掲載: 2011年06月22日 18:01

更新: 2011年06月22日 18:01

インタヴュー・文/柴 那典