インタビュー

ぷらっと振り返るプラッド史――(2)



PLAID 『Spokes』 Warp(2003)

ほぼ2年おきに新作を作り、その評価を更新してきた彼らも本作を最後に今回のオリジナル作『Scintilli』を完成させるまで8年の沈黙に入る。アシッド回帰のなかにどうしようもない美しさを見つけてしまう性が実に彼ららしい。


 

PLAID & BOB JAROC 『Greedy Baby』 Warp(2006)

YouTube前夜に映像と音楽の関係が過渡期に入ったゼロ年代半ば、親交の深い映像作家ボブ・ジャロックと共にプラッドも音楽から逸脱。ビョークが新作でやろうとしていることを本作は早くも実行している。


 

鉄コン筋クリート 『Soundtrack』アニプレックス(2006)

電気グルーヴや大友克洋という才能を通してテクノに触れることができた90年代とは何と贅沢な時代だったのだろうか。その波紋の延長に身を結んだのがマイケル・アリアスと邂逅した本サントラである。


 

HEAVEN'S DOOR 『Soundtrack』BEAT(2008)

ふたたびマイケル・アリアス監督とタッグを組んだサントラ。プラッド節も堪能できるよくできた作品だが、皮肉にもより待望論を高める結果に。いや、ふたたび音楽そのものへ向かうきっかけとなった重要作かも!?

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2011年11月10日 20:00

更新: 2011年11月10日 20:00

ソース: bounce336号(2011年9月25日発行)

ディスクガイド/入江亮平

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