INTERVIEW(4)――Negiccoの曲を音楽番組で届けたい
Negiccoの曲を音楽番組で届けたい
――順調に夢が叶ってますけど、個人的な夢とか何かありますか?
Kaede「音楽番組に出たいです。それはずっと夢なので」
――結成当時にNHKに出て以来、ヴァラエティー番組には出てますけど。〈いま地方アイドルでネギを扱ってる人がいますよ〉的な扱いで情報番組に出すぎるんですよね。
Kaede「そうなんですよ。それはそれで嬉しいんですけど、Negiccoの楽曲をみなさんに音楽番組で届けられるようになったらいいなって。……出られますかね?」
――出れるんじゃないですかね。だいぶ近づいてきてますよ、絶対!
Kaede「……がんばらないと!」
――『ミュージックステーション』に出る前に『タモリ倶楽部』で紹介(*)されてるアイドルも珍しいですからね(笑)。
*タワレコ社長の嶺脇育夫が出演した昨年11月25日放送の『タモリ倶楽部』にてNegiccoがフィーチャーされた。
Kaede「ああ! ……覚えててもらえてるかなあ?」
――「あ、タワレコの社長が言ってたネギの子か!」みたいな(笑)。しかし、こうして話してても、性格的に弱いのか強いのかわからない人だなとはずっと思ってて。
Kaede「強いんだと思うんですよ、基本的には。2人が傷つきやすいのを見てて、そんな落ちることかなって思うときもありますし。でも、たまにグサッとくるときがありますね。やっぱり小学校のトラウマが(笑)」
――それがあるとキツいですよね。
Kaede「だから人を信じられないというか」
――でも、徐々に大人も信用できるようになってきたわけですよね。信用できる人もいるんだな、みたいな。
Kaede「そうですね、みんながみんな悪い人じゃない(笑)」
――あたりまえですよ(笑)。
Kaede「ダメですよね、そこは疑ってばっかりなので」
――善人じゃない人も、Negiccoに接すると善人にならなきゃいけない空気があるんですよ。
Kaede「……そうですか?」
――何度も騙されて傷ついてきてるから、もう騙しちゃいけない、みたいな。
Kaede「でも3人で話してると、人と会うたびに〈あの人大丈夫かな?〉〈あの人、いいこと言ってるけどホントにそう思ってるのかな?〉みたいなことになって」
――ダハハハハ! そこまで人間不信になってる(笑)。
Kaede「はい、〈ホントにやってくれるんだろうか?〉とか思いますね」
――「吉田豪さんは大丈夫なのかな?」みたいな。
Kaede「豪さんはないです!」
――「あの人も裏では……」みたいな(笑)。
Kaede「いや、それはないです(笑)。そこはいままでのことがあるので大丈夫です」
――信用しすぎると怖いですよね、たしかに。
Kaede「怖いですね……」
――ただ、Negiccoは騙せない感じがあると思いますよ。基本、ボクなんかは善人じゃないはずなのに、Negiccoに対しては善人モードで接しなきゃいけなくなってますからね。
Kaede「……えっ、そうなんですか?」
――ボクはタチが悪いと言われ続けてきたんですけど。
Kaede「いやいやいや!」
――Negiccoに対してはちゃんとしなきゃな、みたいな。
Kaede「ああ……脆いですからね、3人は」
――そうなんですよ。打たれ弱すぎるから、ヘタなイジり方しちゃいけないなって。
Kaede「すぐ折れちゃいますから」
――ガチでヘコむし。
Kaede「戻ってこなくなりますから」
――何か言うとしたら、「昔はダメだったけど、いまはいいですよ!」みたいな言い方しかできないっていう。
Kaede「ああ、ちょっと優しくしないと」
――フォローは絶対しなきゃいけないっていう。でも、いまは本当に素晴らしいですよ。もうちょっと自信持って大丈夫です!
Kaede「ありがとうございます(笑)。ホント〈自信持て、自信持て〉って最近ずっと言われ続けてるので」
――ただ、自信のないところが魅力だからそこも難しいんですよね。
Kaede「難しいですね。それ相応の自信というか。あんまり自信過剰になってもよくないので。大丈夫になるようにがんばります。話が……」
――話がなんですか? 自信ないですか?
Kaede「自信ないです。ちゃんと記事になるのか……」
――単独でこれだけインタヴューされるのは初めてでしょうからね。
Kaede「そうですね。だから何を話していいか……。いつも2人が話しているのを横で聞いてるだけで〈ふーん〉って感じなので。話に入るきっかけがつかめないっていうか」
――今日はちゃんと話せてましたよ!
Kaede「ありがとうございました(笑)」
*ここでNao☆にバトンタッチ! 次週の更新をお楽しみに!
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