鶴 “夜を越えて”
[ interview ]
昨年は2枚のミニ・アルバム『秘密』『ハートの磁石』を発表。ライヴでは毎月新曲を披露するなど、〈ING計画〉なるスローガンのもとで自己鍛錬&熱いパフォーマンスを重ねてきた鶴が、さらなる飛躍を見せ付けるであろう年=2012年の幕を開けた!
一発目のリリースとなるニュー・シングル“夜を越えて”は、2月18日から全国ロードショーされる映画「アフロ田中」の主題歌に抜擢された楽曲で、2009年のシングル“朝が来る前に”に続く〈アフロ meets アフロ〉のミラクルなコラボレーション(あのときはジャケだけでしたけど)! そんな彼らをレコーディング・スタジオでキャッチしてきましたよ!
オレらしかいねえなあ
——いよいよ(アフロ・ヘアーとの)お別れの日が近付いてきましたが……(“夜を越えて”のリリースとそれに伴ったイヴェント出演をもって、本当にアフロ卒業だそう)。
秋野温(ヴォーカル/ギター)「迫ってますね~」
——断髪式とか……ないですよね(笑)。
秋野「そうですねえ、何かケジメとしてやりたいんですけど(笑)」
——まあ、ある意味今回のシングル“夜を越えて”は、有終の美を飾るに相応しいリリースかと。「アフロ田中」と鶴、これしかないでしょ!っていう顔合わせですもんね。楽曲は、作品ありきで書かれたものなんですか?
秋野「そうです。映画の話をいただいてから曲を書いたんですけど、もともと原作は全部読んでいて、映画の内容を聞く前からすでにイメージはありましたね」
——いつでもいける、と。
秋野「というとあれですけど(笑)、でもまあ、映画化って最初に聞いたときは、オレらしかいねえなあみたいな、勝手な責任感みたいなものが(笑)。のりつけ(雅春)先生とは、シングル“朝が来る前に”のジャケを書き下ろしてもらったりしたこともあって、前から繋がりはあったんですけど、今回も先生をはじめ、スタッフの方々が鶴の名前を挙げてくれたみたいで……噂によると。ありがたいです」
——主題歌を作るっていうことで、先生との打ち合わせは?
秋野「直接ではなかったですね。でもまあ、飲みに行ったりもしてましたし、“朝が来る前に”のレコーディングでもギター・ソロを弾いてもらったりとか、人となりのイメージはお互いありましたから」
——先生にしてみれば、鶴なら安心と。
秋野「ありがたいですね」
- 次の記事: INTERVIEW(2)――これは他人事じゃない