インタビュー

INTERVIEW(2)――メロディーはライトで、サウンドはめっちゃ重い



メロディーはライトで、サウンドはめっちゃ重い



――でもそうやって極端にいっちゃえるのがすごくおもしろいと思う。で、カップリングもおもしろい曲なのでぜひ曲紹介を。

「“エンドロール”という曲で、これは普通に彼女と別れた話です。これも最初はピアノでしっとりやるイメージで作りはじめたんですけど、Tomi Yoさんと話している時、ちょうどレディオヘッドの『The Bends』を聴いていて。それで、歌詞がわかりやすくて、メロディーもライトなものなんだけど、サウンドはめっちゃ重いというものをやりたくて、狙って作ったところがあります。やってみたら、僕的には、90年代のJ-Popみたいになった感じがするんですよ。なんとなく」

――ほおおー。そこのところを、もう少し詳しく。

「80年代後半とか90年代のJ-Popがすごく好きで、あの雰囲気が。歌はあんまり上手くないんだけど、めっちゃ良いみたいな」

――例えば?

「例えば、SPEEDとか、小室哲哉ファミリーとか。あの頃の人たちって、歌心がある感じがすごくするんですよ。いまの音楽を聴いていても、まったくそういうのは感じないんですけど。そういう感じが戻ってきてほしいなという願望がすごくあるんですよ。で、話は戻るんですけど、僕が作ったそういうものに、重い感じの音を足して作ると、僕の好きな雰囲気が出ることがこの曲で判明したんですよ」

――それ、すごくおもしろいです。

「なんかちょっと懐かしくて、ダサイ感じがちょっとするみたいな。よっしゃ!と思ったんですけど。この曲はサウンドがすごい大事ですね」


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掲載: 2012年11月21日 18:01

更新: 2012年11月21日 18:01

インタヴュー・文/宮本英夫