インタビュー

INTERVIEW(4)――嵐を抜けて、その先へ



嵐を抜けて、その先へ



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――アルバムのリリース後は、ふたたびライヴの日々ですね。まずはバンド主催のイヴェント〈THE CHERRY COKE$ special program RASCAL VALLEY 2013〉。渋さ知らズ、COUNTRY YARD(東京/恵比寿LIQUIDROOM公演)、MY FIRST STORY、BAKU-ON(大阪/BIG CAT公演)など、音楽性も世代も幅広いバンドが集まるイヴェントになりそうじゃないですか?

KAT$UO「うん、いい感じだと思うし、THE CHERRY COKE$らしいですよね。自分たちとしては〈いいな〉とか〈おもしろいな〉と思うバンドに声をかけさせてもらっただけなんだけど」

MASAYA「俺らを観に来た人たちはもちろん、他のバンドを観に来たお客さんを楽しませる自信もあるし、おもしろくなると思いますよ。玄人なバンドが出てくれるのも嬉しいんですよね」

――そして〈フジロック〉の2日目、〈WHITE STAGE〉への出演も決定してます。〈フジロック〉2005年の〈ROOKIE A GO-GO〉以来ですよね。

KAT$UO「あのときは生意気なこと言っちゃったんですよね。〈ポーグスが観れないんだったら、出ない〉って。どうしてもポーグスが観たくて……。で、結局、時間をズラしてもらったんですよ。〈WHITE STAGE〉のポーグスが終わった瞬間にジープで〈ROOKIE〉のステージまで連れていってもらって」

MASAYA「SMASHには感謝です(笑)」

KAT$UO「でも、そのときのライヴが散々だったんですよ。ポーグスを観た直後だったし、初めての〈フジロック〉っていうのもあって、テンションが上がり狂っちゃって。今回、8年ぶりに呼んでもらったわけですけど、絶対に良いライヴをして雪辱を果たしたいですね」

MASAYA「定期的に呼んでもらえる実力を持ったバンドになりたいしね」

――期待してます! THE CHERRY COKE$の航海はまだまだ続くことになるわけですが、いまの海の状態はどうですか?

KAT$UO「海の状態は……ようやく嵐を抜けたところじゃないですか。今年に入ってからずっと大シケで、転覆するかと思ったけど(笑)」

MASAYA「レコ―ディングは全員ピリピリしてたからね」

TOMO「大変でした……」

KAT$UO「そこを潜り抜けて、アルバムも完成して。気持ちにも余裕があるし、ここからまた進んでいきたいですね」




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掲載: 2013年06月12日 18:01

更新: 2013年06月12日 18:01

インタヴュー・文/森 朋之