矢野沙織、ニュー・アルバム『Little Tiny』を11月21日にリリース
花王のTVCM〈アジエンス〉への出演で話題をさらい、6月にリリースされたベスト・アルバム『矢野沙織BEST~ジャズ回帰~』が、〈ジャズのベストは売れない〉という定説を覆す大ヒットとなった、矢野沙織。彼女がニュー・アルバムをリリースする。彼女の師匠、ジェームズ・ムーディーの奥さんの口癖から取られたというタイトルは、『Little Tiny』。
今回のアルバムには〈キング・オブ・ジャズ・オルガン〉こと、ロニー・スミスと、NYのジャズ・シーンのトップ・ミュージシャン、ピーター・バーンスタイン(ギター)、ルイス・ナッシュ(ドラムス)が参加。収録中、あまりに矢野の演奏が冴えていたため、レコーディング終了後にロニー・スミスが、盟友のサックス奏者ルー・ドナルドソンの携帯に電話をかけ〈おまえが20歳だった時より全然うまいぞ〉と、興奮気味に話していたというエピソードまで生まれたとのこと。
収録曲は、ジャズ・スタンダードの他、カーペンターズ“遙かなる影(Close To You)”、荒井由実“ベルベット・イースター”などのジャズ・アレンジ、そして当時17歳の美空ひばりが歌うアドリブ・スキャットとのコラボレート曲“A列車で行こう with 美空ひばり”などの、矢野の新境地開拓への意気込みが伺えるセレクトとなっている。『Little Tiny』のリリース日は12月5日。ジャズに馴染みのない方も、これを機に聴いてみてはいかがだろうか?