UKの人気シンガー、AMY WINEHOUSEが27歳の若さで急死
UKの人気シンガーであるエイミー・ワインハウスが7月23日、ロンドンの自宅にて遺体で発見された。享年27歳。死因はあきらかとなっていないが、彼女は長年アルコールと薬物の依存症に苦しんでいたため、それらの過剰摂取が原因ではないかと報じられている。
83年に生まれたエイミーは、2003年にデビュー・アルバム『Frank』を発表。スモーキーかつソウルフルなヴォーカルで人気を集め、2006年リリースの『Back To Black』はシングル“Rehab”のヒットも手伝って世界各地でビッグ・セールスを記録した。2007年に結婚、2008年のグラミー賞では5冠に輝くなど公私共に充実していたものの、2009年には離婚。その後はニュー・アルバムの制作に加えてルーツのクエストラヴやラファエル・サディークらとのバンド結成が伝えられ、クインシー・ジョーンズの新作『Q: Soul Bossa Nostra』の収録曲“It's My Party”にも参加したが、リハビリ施設への入退院を繰り返して表舞台からは遠ざかることに。今年1月にブラジルでライヴを行い再び精力的な活動を展開し始めるも、先月のコンサートが不調に終わり、欧州ツアーがキャンセルになったばかりだった。
彼女の訃報を受け、『Back To Black』のプロデュースを手掛けたマーク・ロンソンは「彼女は僕のソウルメイトで、妹のような存在だった。今日は人生で最も悲しい日だ」というコメントを発表。M.I.A.はエイミーの死を悼み、自身のSoundCloudにて“27”という楽曲のデモ・ヴァージョンを公開している。謹んで故人のご冥福をお祈りいたします。