元ザ・バンドのリヴォン・ヘルム、がんのため71歳で死去
リヴォン・ヘルム 『Dirt Farmer』ジャケット画像
先日にがんの末期段階にあることを発表した元ザ・バンドのドラマー/ヴォーカリスト、リヴォン・ヘルムが、4月19日にNYの病院で死去した。享年71歳。彼は家族や友人、バンド仲間に見守られながら息を引きとったという。
40年に米アーカンソー州の綿農家のもとに生まれたリヴォンは、9歳のころに父親から初めてのギターを与えられ、ハイスクール時代には自身のバンドを結成。その後、ロニー・ホーキンズのバンドであるホークスにドラマーとして参加し、これにロビー・ロバートソン、リック・ダンコ、リチャード・マニュエル、ガース・ハドソンといった後のザ・バンドの面々が合流。グループの一員として65年にボブ・ディランのバック・バンドを務めて名を上げ、68年にはザ・バンドのファースト・アルバム『Music From Big Pink』を発表した。リヴォンは76年のザ・バンド解散後も精力的なソロ活動を続け、98年に咽頭がんをわずらうものの、近年も『Dirt Farmer』『Electric Dirt』といった作品を発表していた。
謹んで故人のご冥福をお祈りいたします。