アンジェラ・アキが日本での活動を無期限停止、音楽留学のためUSへ
シンガー・ソングライターのアンジェラ・アキが、日本での音楽活動を無期限で停止することがあきらかとなった。
オフィシャルサイトなどに掲載されたアンジェラ本人のコメントによると、彼女は2014年秋からUSの音楽大学に留学し、かねてから進めていたブロードウェイ・ミュージカル・プロジェクトに専念することを決意。家族と共にUSに移り住むという。来年3月5日に初のベスト・アルバム『TAPESTRY OF SONGS -THE BEST OF ANGELA AKI』をリリースし、4月から8月まで実施する過去最大規模の全国ツアーをもって日本での活動をストップさせ、新たな夢への一歩を踏み出すとのこと。
ベスト盤にはデビュー曲“HOME”やプラチナ・ディスクを獲得した代表曲“手紙 ~拝啓 十五の君へ~”、“サクラ色”などこれまでに発表されたすべてのシングル曲を収録。初回生産限定盤は高音質なBlu-spec CD2仕様となり、ボーナス・ディスクと全PVやレア映像を収めたDVDが付属するとのこと。なお、前述のツアーのファイナルは東京・日本武道館で開催される予定だ。
アンジェラ・アキ コメント
いつも応援してくださるみなさんへ
みなさんにお伝えしたいことがあります。少し長くなってしまいますが、今の私の素直な気持ちに従って書いてみました。
来年2014年秋から、アメリカの音楽大学に留学する決心をしました。夫と息子の家族三人でアメリカに移り、日本での音楽活動は、春から始まる全国ツアー終了後、無期限に停止します。
私は来年37歳になります。18歳で入学したワシントンDCの大学では国際政治を勉強しましたが、音楽大学で専門教育をうけるのは、実はこれがはじめてになります。現在とりかかっているブロードウェイ・ミュージカルプロジェクトを成功させるためにも、更なる夢を叶えるためにも、大きな決断をする必要がありました。日本での音楽活動を無期限停止にすることには、とても悩みました。ただ、これがラストチャンスであるという気持ちもあり、中途半端な状態に自分を置きたくありませんでした。自分の夢を実現させるためには、これからの数年間、新しい環境で勉強に集中し創作活動に打ち込むべきだと考えました。そして37歳の新入生になることにしました。
最初に私の作品を発表したのが2004年。あれから10年間、私の音楽を愛し応援してくださるみなさんのおかげで、素晴らしい貴重な経験をすることができました。史上初の日本武道館ピアノ弾き語り公演や、合唱曲として多くの若者達に歌い継がれていく楽曲をつくることもできました。しばらく日本を離れることになりますが、私はこれからも楽曲を作り続け、歌い続け、みなさんに音楽を届けていくつもりです。そして近い将来、パワーアップしてまた必ず帰ってきたいと思っています。
2006年最初の武道館公演のときに発表した新曲“サクラ色”の中でのメッセージを、今あらためて自分の胸に刻み込んでいます。
「Keep on dreaming all your life/いつまでも夢を見つづけて」
アンジェラ・アキ