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「第9回 新潮ミステリー大賞」、寺嶌曜「キツネ狩り」が大賞を受賞。「小説新潮 2022年10月号」に抄録&選評掲載

貴志祐介、道尾秀介、湊かなえを選考委員に迎えた「第9回 新潮ミステリー大賞」の選考会が8月1日にオンラインで行われ、寺嶌曜の「キツネ狩り」が大賞に決定した。

「日本推理サスペンス大賞」、「新潮ミステリー倶楽部賞」、「ホラーサスペンス大賞」の遺伝子を受け継いで2014年にスタートした「新潮ミステリー大賞」。「チェレンコフの眠り」が「第35回 山本周五郎賞」候補となった一條次郎、短篇集「#真相をお話しします」で話題沸騰中の結城真一郎らを輩出してきた。

第9回となる今年2022年は、全応募作194篇の中から寺嶌曜の「キツネ狩り」が大賞に選ばれた。選考会では「物語の骨格がしっかりしており、見せどころも充分」(貴志祐介)、「発想が斬新で文句なしの良作」(道尾秀介)、「設定がよく生かされていて、徐々に犯人に迫る緊迫感にワクワクしました」(湊かなえ)と、選考委員3名が異口同音に絶賛。選評および受賞作の抄録は、「小説新潮 2022年10月号」で読むことができる。

なお、最終候補作4篇(五条紀夫「クローズドサスペンスヘヴン」、和居ナラブ「箱庭島に日は昇る」、笹木嬰児「不謹慎な遊び」)は、東映での映像化が検討される。受賞作は来春に新潮社より単行本として発売、贈賞式も同時期に開催予定とのこと。

 

▼書籍情報
「小説新潮 2022年10月号」


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カテゴリ : タワーレコード オンライン ニュース

掲載: 2022年09月26日 18:05