尾崎世界観（クリープハイプ）、芥川賞候補作「母影」文庫新カバー公開

尾崎世界観（クリープハイプ／Vo/Gt）の芥川賞候補作「母影」が新潮文庫から文庫化。このたび、文庫新カバーが公開された。

デザインは本作の単行本、そしてクリープハイプのEP『だからそれは真実』ジャケットなども手掛けるアート・ディレクター 寄藤文平。文庫を装う新イラストは「ガチャガチャの眼球」となっている。

小学生の女の子の視点で、マッサージ店で働く母の秘密を見つめた尾崎世界観の小説「母影」。芥川賞候補にもなった話題作の文庫化にあたり、単行本同様、寄藤文平（文平銀座）がカバー・デザインを担当した。

もともと単行本装画は、尾崎が幼い頃に暮らし、物語舞台のモデルにした葛飾区小菅の街をイメージしたイラスト。その一部を「窓」枠で覆うデザインで、カーテン越しに母を見る少女のように、読者も窓から景色を覗き見る形だった。

そして今回の文庫装画は、単行本からがらりと変わり、物語に登場するガチャガチャと100円玉、そして少女がモチーフに。寄藤いわく、「それぞれを立体的に並べたら、ちょうど眼球のようになりました。“見る”というのは『母影』のキーワード。100円玉の黒目とその影の中点として少女を置くことで、物語に通ずる不穏さも漂わせています」。単行本のカラーを踏襲しつつ、新鮮な驚きに溢れた文庫の「ガチャガチャの眼球」。ぜひチェックしてほしい。

▼書籍情報
尾崎世界観
「母影」

▼ライヴ情報
「クリープハイプの日 2023 愛知」
9月8日（金）愛知 名古屋国際会議場 センチュリーホール
OPEN 17:30 / START 18:30

▼ツアー情報
「太客倶楽部10周年記念ツアー「ふとした」」
10月7日（土）愛知 Zepp Nagoya
10月9日（月・祝）Zepp Osaka Bayside
10月12日（木）愛知 DIAMOND HALL
10月15日（日）東京ガーデンシアター
10月18日（水）Zepp Haneda(TOKYO)
10月21日（土）Zepp Fukuoka
10月22日（日）BLUELIVE HIROSHIMA
10月25日（水）大阪 なんばHatch
10月28日（土）宮城 SENDAI GIGS
11月3日（金・祝）北海道 札幌ペニーレーン24
11月4日（土）北海道 札幌ペニーレーン24
詳細：https://www.creephyp.com/feature/fctour_2023