コミュニティFM「茅ヶ崎エフエム」が開局。桑田佳祐からのサプライズ・コメントで放送開始

茅ヶ崎エフエム

サザンオールスターズの「茅ヶ崎ライブ2023」の開催で、俄然街中が盛り上がった神奈川県茅ケ崎市だが、それと同様地元で大いに盛り上がりを見せているのが、コミュニティFM「茅ヶ崎エフエム」（愛称 EBOSHI RADIO STATION：エボラジ）の開局。そのエボラジが、10月1日に開局の時を迎えた。

当日は、茅ヶ崎市役所前広場に完成したばかりの茅ヶ崎FMスタジオ with 東横INN前で、朝の9時にオーブニング・セレモニーが執り行われた。テープ・カットに参加したのは、この日の開局特番のメイン・パーソナリティを務めた元フジテレビ・アナウンサーの政井マヤと音楽評論家の宮治淳一、さらに夕方茅ヶ崎ライヴ会場周辺から興奮に満ちた茅ヶ崎ライヴの空気を伝えた瀧口健太郎。さらに、「茅ヶ崎エフエム」社長、茅ヶ崎観光協会事務局長、茅ヶ崎商店会連合会会長と、開局実現に向けて力を尽くした面々が勢揃いした。

その後、午前10時の放送開始と共に流れた第一声は、桑田佳祐からの開局宣言コメント。「みなさん、おはようございます！茅ヶ崎生まれ、茅ヶ崎育ちの桑田佳祐です。本日ここに、愛すべき故郷、MY LITTLE HOMETOWNに茅ヶ崎FMがめでたく開局しました！！！」というコメントに続いて、桑田が選んだ「茅ヶ崎エフエム」の記念すべきオンエア1曲目は加山雄三の“君といつまでも”。茅ヶ崎を代表する偉大なふたりのミュージシャンが、「茅ヶ崎エフエム」の開局を見事に飾った。

その後は、今後「茅ヶ崎エフエム」の看板パーソナリティとなっていく政井マヤと宮治淳一という茅ヶ崎を愛する地元民同士の息の合ったトークで約12時間にも及ぶ番組が展開された。13時には茅ヶ崎市長も登場、市長という立場から、「茅ヶ崎エフエム」に寄せる期待を語った。またそのほか番組内では随時、来週以降レギュラーで「茅ヶ崎エフエム」に登場するパーソナリティの面々が次々登場し、今後どんな番組を作っていこうとしているか、などそれぞれの抱負を口々に語った。

さらに、お笑い界から、いとうあさことナイツの土屋伸之という豪華メンツによる番組パートも。いとうは、デビュー以来というからすでに45年来の大ファンというサザンオールスターズ愛について、土屋を相手に大いに語った。

そしてこの日の開局特番のハイライトは16時30分頃から始まった、サザンの茅ヶ崎ライヴ会場周辺からの中継。最終日ということでライヴを前に興奮渦巻く茅ヶ崎公園野球場付近の熱い空気感を生で伝えた。またライヴ中も、少しでもライヴの感動を伝えようと、ライヴで演奏されている曲のCD音源をリアルタイムで流すという前代未聞の試みが行われた。こうして、茅ヶ崎ライヴの熱い興奮と呼応するようにして、無事に「茅ヶ崎エフエム」はその開局日を迎えたのだった。

烏帽子岩、浜降祭、花火大会、生シラスといった地域の魅力や、防災情報、サステナブルな取り組み、それらの要素を柱としつつ、海と音楽の街「茅ヶ崎」の人と自然を守りながら地域の魅力を発し、広げていく、そんな情報発信基地とコミュニケーションの場となるべく進んでいく「茅ヶ崎エフエム」。周波数89.2Mhzになぞらえ、「みんなの笑顔の役に（89.2）立つ茅ヶ崎エフエム」として今後も様々な情報を発表していく。茅ヶ崎のみならず、公式ホームページのプレイ・ボタンを押すだけで、全国から聞くことができる。これからの「茅ヶ崎エフエム」にも乞うご期待。

茅ヶ崎エフエム