フジコ・ヘミング、「奇蹟のピアニスト フジコ・ヘミングのことば エンジェルはそばにいる」発売
「奇蹟のピアニスト フジコ・ヘミングのことば エンジェルはそばにいる」が発売される。
今年2024年4月21日に亡くなったピアニストのフジコ・ヘミング。激動の時代を乗り越え、ピアノと共に壮絶な人生を歩んできた。彼女が語った多くの言葉はたくさんの人の気持ちを楽にさせ、励まし、優しくて強いメッセージばかり。本書では、写真と共にフジコ・ヘミングを振り返り、彼女の残した言葉を集めた決定版になる。
1969年、リサイタル直前に風邪で聴力を失い、やむなくすべてのコンサートをキャンセル。その後、耳の治療に専念する傍ら、ピアノ教師として生計を立て、演奏活動を行ってきた。1999年、そんなフジコを取り上げたNHK「フジコ~あるピアニストの軌跡~」が放送されたことがきっかけでブレイク。多くの苦難を乗り越えたフジコの演奏は視聴者の魂を揺さぶり、大反響を巻き起こした。
ピアノと共に壮絶な人生を歩んできたフジコ。「正直にやっていればこの世の中、必ず報われる」、「人生なんて、人に相談してもしかたがないのよ」、運命に翻弄されるなかで生き抜いてきた人生観を表す言葉。「いくらテクニックがあっても、人間性は絶対に音に出る」、「ぶっこわれそうな鐘があったっていいじゃない。私の鐘だもの」、ピアニストとして評価される一方で、自分のスタイルを貫いてきた独自の音楽観。激動の20世紀を生き、21世紀に花咲いた奇蹟のピアニストが紡いだ「ことば」を中心に紹介するほか、約20年にわたってフジコを追いかけてきた写真家 中嶌英雄の写真と共に振り返る。
▼書籍情報
フジコ・ヘミング
「奇蹟のピアニスト フジコ・ヘミングのことば エンジェルはそばにいる」
カテゴリ : タワーレコード オンライン ニュース
掲載: 2024年07月26日 13:30